DeNA劇的サヨナラも「改善しなければ…」 指揮官も指摘した“ミス”、28年連続V逸も決定

チームは12球団最長“28年連続V逸”決定もCSで下剋上再現狙う
■DeNA 4ー3 中日(23日・横浜)
“戸柱劇場”だ――DeNAは23日、本拠地・横浜スタジアムで行われた中日戦で、同点の延長12回にプロ11年目・36歳の戸柱恭孝捕手が1号サヨナラソロを放った。この日は首位・阪神と2位・巨人が勝ったため、リーグ優勝の可能性が完全消滅し、28年連続V逸が決定。1998年を最後に、12球団で最も長く優勝から遠ざかっている球団となっている。それでも、レギュラーシーズン3位からCSを勝ち上がり、日本シリーズを制した一昨年の再現を狙って、戦いは続いていく。
3-3の同点で迎えた12回。「8番・捕手」でスタメン出場していた戸柱が先頭で打席に立ち、カウント2-1から、中日の守護神・松山晋也投手の152キロのストレートを一閃。打球は右翼席に飛び込み、4時間18分の熱闘にけりをつけた。
戸柱は今年4月24日の巨人戦でも、延長11回にサヨナラ二塁打を放っているが、「サヨナラホームランはたぶん人生で初めて。記憶にない」と興奮気味だった。一方で、自らの反省も口にした。1点リードの6回の守備で、同点に追いつかれたのは戸柱のタイムリーエラーだった。
1死一、三塁のピンチで、一ゴロを佐野恵太外野手が捕球し本塁へ送球。戸柱は三塁走者を三本間に挟んでタッチアウトにしたが、一塁走者が二塁をオーバーランしているのを見て、二塁へ送球した。これが三塁方向へそれる。二塁のベースカバーに入った中堅手の勝又温史外野手が必死にグラブに当てるも捕り切れず、ボールが転々とする間に同点とされた。
戸柱はお立ち台で「かっちゃん(勝又)がワンタッチしてくれたお陰で、なんとか最少失点で収まった。僕は明日から、基本のキャッチボールをやりたいと思います」と首を垂れた。
相川亮二監督も「素晴らしいホームランでした」と称賛しつつ、同点とされた場面については「セカンドが二塁のベースカバーに入り、外野手はカバーリングに回るのが本来の形。改善しなければいけない点だと思います」とチームに反省を促していた。