大谷翔平に”苦言”「毎回同じ」 ド軍編成トップの漏らした本音「上手にできていた訳では」

ドジャース・大谷翔平【写真:黒澤崇】
ドジャース・大谷翔平【写真:黒澤崇】

大谷は「2番・指名打者」で先発復帰

【MLB】ドジャース ー パドレス(日本時間24日・ロサンゼルス)

 右上腕二頭筋の炎症から復帰を果たしたドジャースの大谷翔平投手について、アンドリュー・フリードマン編成本部長が23日(日本時間24日)、報道陣の取材に応じた。身体の回復と実戦での打席の重要性を語る一方で、チームの勝利のために自己犠牲を厭わない主砲の姿勢が、結果として体調異変の発見や対処を遅らせてしまった背景について本音を漏らした。

 フリードマン編成本部長は、大谷がIL入りの直前に「(痛みを抱えていると)無意識に自分を庇うような(スイングや走塁などの)修正をしてしまう。そしてそのわずかなプレーの低下が時間とともに蓄積されていく」として、故障の要因を分析した。当然、首脳陣としては選手の健康を管理したいが、現実は簡単ではないという。

 大谷に休養や起用法について尋ねても「チームの勝利に貢献できるならなんでもやる」と「毎回同じ」返答が返ってくることを明かした。さらに「調子を正確に自己申告することに関しては、最も上手な人とは言えない」と語り、「カーショーやフリーマンも同じ。彼らは自身が抱えている違和感を軽視することがある」と熱い責任感が裏目に出る難しさを口にした。

 この問題は過去にも指摘されていた。9月に大谷がIL入りした際、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者も「試合に出続けたがる選手は自分の怪我について嘘をつく。カーショーもフリーマンもそうだ」と言及。本人の自己申告に依存しすぎる危険性に警鐘を鳴らし、球団側に選手管理のアップデートと対応の変革を強く求めていた。

 怪我を押してでもチームの勝利を最優先にする姿はスーパースター共通の美徳であると同時に、チームにとっては諸刃の剣でもある。ワールドシリーズ3連覇に向けて、そして今後においても大谷がチームの中心であることは間違いない。フリードマン編成本部長は「今後は綿密に連携をとって情報を共有し合うことが重要だ。お互いコミュニケーション(の頻度は)しっかりととれていたが、身体がどう感じているか正確に共有することは、それほど上手にできていた訳ではない」と、“対話”を重ねていくことを付け加えた。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY