次回WBC決勝は7月に? 怪物右腕が乱調、60HR捕手が大不振…米GMらが切望

昨季CY賞のスキーンズは11敗&防御率3.82と不振
今年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)参加による選手への悪影響を巡り、米国内で大会の開催時期やフォーマット変更を求める議論が巻き起こっている。米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者は、昨季サイ・ヤング賞投手のポール・スキーンズ(パイレーツ)らの不振や球速低下を挙げ、MLB球団のGMたちが次回2030年大会での開催時期変更を望んでいると伝えた。
スキーンズは今季、直球の平均球速が大幅に低下する中、32試合で10勝11敗、防御率3.82と失速した。先日は「(WBCが)間違いなくシーズンに影響した。そう感じているのは自分だけではない」との発言が波紋を呼んでいた。昨季60本塁打を放ったカル・ローリー捕手(マリナーズ)やウラディミール・ゲレーロJr.内野手(ブルージェイズ)、ローガン・ウェブ投手(ジャイアンツ)らも軒並み不振にあえぐなど、WBC参加組への打撃が浮き彫りとなっている。
ナイチンゲール記者の指摘によると、スキーンズはWBC期間中に95マイル(約152.9キロ)以上の球を75球投げ、最速99.7マイル(約160.5キロ)を計測した。しかし、レギュラーシーズン中はその球速に届かなかった。
次回大会はオリンピック開催2年後の2030年に予定されているが、同記者は「GMたちは、3月の肩がまだ仕上がっていない時期に頻発する投手の怪我を避けるため、せめて決勝ラウンドだけでもオールスター休みに開催するようMLBがフォーマットを変更することを望んでいる」と現場の声を伝えている。
2006年に第1回大会を迎えたWBCは、今年で6回目を数えた。歴史的に見ればまだまだ“黎明期”ともいえる。より良いフォーマットを目指し、大会ごとに試行錯誤を繰り返していくことは十分に考えられる。
(Full-Count編集部)