DeNA中川颯、現役引退を表明「やり切った」 オリ戦力外→2024年加入「夢のような3年間」

「辞めようと思っていた3年前は想像できないような夢のような3年間」
DeNAから29日に戦力外通告を受けた中川颯投手が、今季限りで現役を引退することを表明した。今季は6登板で防御率3.86。プロ6年間で通算63試合に登板して3勝1敗7ホールド、防御率3.67だった。「僕の中でも本当にやり切ったなという気持ちだけで、本当に何も心残りなく次のステップに行けるなというのが一番です」と晴れやかに話した。
下手投げの中川颯は立大から2020年ドラフト4位でオリックスに入団。ルーキーイヤーに1試合に登板したが、2年目のオフに戦力外通告を受けて育成契約へ。2023年は春季キャンプに参加することもできず、支配下に戻ることなく再び戦力外となった。2024年からDeNAに加入。同年29試合に登板して日本シリーズ優勝を味わった。2025年は27登板で防御率1.93をマーク。打撃でも2024年に横浜スタジアムでプロ初本塁打を放つなど、打率.313(16打数5安打)という成績を残している。
「本当は3年前に辞めてしまおうと思ったんですけど、ずっと幼い頃から大好きだった球団にお声がけいただいて、そこで1軍でたくさん投げさせてもらって、ホームランも打って、日本一まで経験できて。辞めようと思っていた3年前の自分では想像できないような夢のような3年間を過ごさせてもらったなと、本当に感謝しかないです」
9月上旬に6年間の現役生活を終えることを決断した。一番の思い出に2024年の日本シリーズ制覇と日本一パレードを挙げた27歳は「ここに入ったときから、この球団で野球人生の終止符を打ちたいなというのは決めていたことなので。すごくよかったと思います」と笑顔でユニホームを脱いだ。
(町田利衣 / Rie Machida)