“高校BIG3”の逸材も…5年で全員戦力外 1軍計4登板&1勝の現実、ドラ1でも厳しい世界

2021年の高校生投手「BIG3」と呼ばれた風間球打、森木大智、小園健太【写真:小林靖、町田利衣】
2021年の高校生投手「BIG3」と呼ばれた風間球打、森木大智、小園健太【写真:小林靖、町田利衣】

小園は5年目で戦力外、風間は現役引退…森木は米マイナーで挑戦

 将来を嘱望された3人が、いずれも入団先から戦力外となった。DeNAは29日、小園健太投手ら10選手と来季の契約を結ばないと発表した。2021年の高校生投手「BIG3」と呼ばれ、そろってドラフト1位でプロ入りした小園、風間球打投手、森木大智投手。NPBの1軍で挙げた勝利は、3人を合わせてもわずか1勝にとどまった。

 小園は市和歌山高からDeNAに入団。阪神との競合の末、当時の三浦大輔監督が交渉権を引き当て、自身が現役時代に背負った「18」を託した。1軍デビューは3年目の2024年。昨季は待望のプロ初勝利を挙げ、2軍でも84回を投げて防御率2.25と、飛躍への足掛かりをつかみかけていた。

 しかし、今季は1軍登板なし。2軍では救援を中心に25試合に登板し、3勝0敗4セーブ、防御率3.83だった。1軍通算では2試合、1勝1敗、防御率9.39。横須賀市内の2軍施設で取材に応じた右腕は「すごく期待をしてもらった分を結果で返せなかったなというのはすごく申し訳なく思います」と語り、今後については周囲に相談しながら決めていくという。

 ひと足早く、ユニホームを脱いだのが風間だ。ノースアジア大明桜高時代に最速157キロを計測し、ソフトバンクに入団。しかし、プロでは故障が相次ぎ、2024年オフに育成契約へ移行した。昨季も1軍のマウンドには届かず、再び戦力外に。11月のトライアウトでは最速143キロにとどまり、その後、現役引退を決断した。不動産会社で営業マンとして働く予定だと明かしていた。

 森木は高知高時代に最速154キロを誇り、阪神に入団。1年目の2022年に1軍で2試合に登板したが、0勝2敗、防御率6.23に終わった。2年目以降は1軍登板がなく、制球にも苦しんだ。昨季は2軍で14回1/3を投げて18四球、防御率13.81。同年オフに戦力外通告を受けた。

 それでも、森木は現役続行の道を選んだ。今年1月にパドレスとマイナー契約を結び、海を渡った。今季は1Aで30試合に登板し、0勝2敗、防御率7.63、WHIP2.48と確たる成績は残せなかった。

 小園と森木が各2試合、風間は登板なし。3人を合わせても、NPBの1軍で投げたのはわずか4試合だった。高校時代の高い評価と、プロで残した数字の隔たりは大きい。ドラフト1位の期待を背負って踏み出した道は、決して平坦ではなかった。

(Full-Count編集部)

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