日本ハムに「4勝無敗&1.41」の剛腕 「.319&.417」の小兵も…シーズン五分も西武に並ぶ“キラー”

西武・平良海馬とタイラー・ネビン(左から)【写真:球団提供】
西武・平良海馬とタイラー・ネビン(左から)【写真:球団提供】

好相性の平良海馬ら先発陣、甲斐野央ら救援陣もホームで快投

「2026 パーソル クライマックスシリーズ パ」(以下、パーソル CS パ)ファーストステージが10日に開幕する。対戦するのは2位の西武と3位の日本ハムだ。

 両チームのゲーム差はわずか「1.5」、対戦成績も12勝12敗1分で五分と、シーズンを通して接戦を繰り広げた。この短期決戦でキーマンとなるのはどの選手か。今回は西武に焦点を当て、各選手が今季記録したベルーナドームでの成績と、日本ハム戦での対戦成績を整理する。

 投手からいくと隅田知一郎はシーズン防御率2.27に対し、本拠地でも2.55と安定。日本ハム戦は防御率2.83とやや成績を落とすが、前回対戦(9月12日)はベルーナドームで8回6安打2失点の快投を見せた。高橋光成、平良海馬はともに本拠地で圧巻の投球を披露。特に平良はベルーナドームで防御率0.98、日本ハム戦も5試合で4勝0敗、防御率1.41と好条件がそろう。

 一方、武内夏暉、渡邉勇太朗、菅井信也は日本ハム相手に苦戦。特に渡邉は、本拠地10登板で0勝6敗、防御率5.08と懸念が残る。最大3試合と短期決戦の中、先発マウンドを託されるのはどの投手か。

 救援陣では、今季ブルペンを支えた甲斐野央、篠原響がともにベルーナドームでの日本ハム戦で好成績を残している。本拠地での防御率はそれぞれ1.40、0.47と、ホームの声援を背に快投を続けた。また、佐藤隼輔投手はシーズン防御率4.26ながら、日本ハム戦は1.69と好投。パ・リーグ球団別で最も優れた成績をマークした。中村祐太も日本ハム戦8試合で防御率1.23と存在感を示している。

 一方で森脇亮介はシーズン防御率2.91も、ベルーナドームでは5.73。なお、岩城颯空、黒田将矢、浜屋将太は「第23回みやざきフェニックス・リーグ」に参加中。山田陽翔、黒木優太、エマニュエル・ラミレス、佐藤爽が8日時点で1軍登録されている。

対日本ハムで打率.338のネビン、滝澤夏央ら野手陣の相性は?

 野手では滝澤夏央内野手、タイラー・ネビン内野手が日本ハム戦で活躍した。滝澤はシーズン打率.276に対し、日本ハム戦は打率.319、出塁率.417の好成績。今季唯一の本塁打も日本ハム戦で放っている。シーズン打率.265のネビンは、日本ハム戦19試合で打率.338、15打点の大暴れ。21本塁打のうち7本を叩き出し、OPS1.115と圧倒的な成績を残した。

 源田壮亮内野手もシーズン打率.218に対し、日本ハム戦は打率.286と上昇。アレクサンダー・カナリオ外野手、渡部聖弥外野手はシーズン成績と同等の数字を残している。シーズン50試合以上出場の野手に広げると、古賀悠斗捕手が打率.290、長谷川信哉外野手が打率.306と本拠地で勝負強さを見せた。しかし、日本ハム戦では両選手ともシーズン成績を下回る結果となっている。

 小島大河捕手、岸潤一郎外野手、平沢大河内野手、林安可外野手、石井一成内野手は、シーズン成績と本拠地成績がほぼ同水準。桑原将志外野手は9月9日に登録抹消されており、ポストシーズンでの復帰に期待がかかる。

「パーソル CS パ」ファーストステージ初戦は、ベルーナドームで10日午後2時にプレーボール。西武は2018年、2019年にパ・リーグ連覇を果たしたものの、2008年の日本一以来、日本シリーズ出場から遠ざかっている。まずは地の利を生かしてファーストステージを勝ち抜き、王者ソフトバンクへの挑戦権を掴めるか。蓄積された数字を超える熱戦の行方に注目が集まる。

(「パ・リーグ インサイト」東海林諒平)

(記事提供:パ・リーグ インサイト)

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