12連勝左腕、主軸打者、足のスペシャリスト…中田翔氏らが選ぶパ3球団のCSに“欠かせないキーマン”

ソフトバンク・前田悠伍、西武・滝澤夏央、日本ハム・万波中正(左から)【写真:球団提供】
ソフトバンク・前田悠伍、西武・滝澤夏央、日本ハム・万波中正(左から)【写真:球団提供】

乗らせたら怖い隅田知一郎&攻守で流れ変える滝澤夏央

「2026 パーソル クライマックスシリーズ パ」(以下、パーソル CS パ)が10日に開幕する。ファーストステージを突破し、王者ソフトバンクへの挑戦権を得るのはどちらか。10月5日放送の『月曜日もパテレ行き』に出演した五十嵐亮太氏、中田翔氏、T-岡田氏の3氏が、各球団の投打のキーマンを挙げた。

 西武の投手陣からT-岡田氏が指名したのは隅田知一郎投手。今季は日本ハム戦で5登板し1勝2敗、防御率2.83、被打率.248、WHIP1.14、ソフトバンク戦で4登板し2勝1敗、防御率3.21、被打率.235、WHIP1.07の成績を残した。T-岡田氏は「日本ハムやソフトバンクに対して、特に相性がいいというわけではないが、隅田投手が抑えることができたらチームに弾みがつく。シーズンを通していい結果が出ているので、うまくハマったときにかなりいい投球を見せてくれそう」と期待を込めた。

 野手では滝澤夏央内野手に3氏の視線が集中した。今季は日本ハム戦で22試合に出場し打率.319、1本塁打、7打点、OPS.792を記録し、ソフトバンク戦でも23試合で打率.247、0本塁打、7打点、OPS.550をマークした。

 T-岡田氏が「滝澤選手がピッチャーに球数を投げさせる・出塁する・かき回すことができたら、打線のつながりが変わってくると思う。逆方向に打てるだけでなく、状況に応じて引っ張るなどケースバッティングができる。1番・2番もできるし、9番から上位打線につなぐこともできるので、どの打順で起用されるか注目」と評価した。

 中田氏も「塁に出ても、ピッチャーに恐怖心を与えられる選手。ピッチャーはランナーを警戒することによってテンポが崩れるし、バッターに100%集中することができない。こういう選手が上位打線にいると厄介だと思う」と同調。五十嵐氏も「守備のミスや乱れから流れが変わるが、滝澤選手はファインプレーによって流れを変えられる。攻守においてポイントになる選手」とキーマンに挙げた。

安定感抜群の加藤貴之&下克上に不可欠な主軸・万波中正

 日本ハムで中田氏が指名したのは左のエース、加藤貴之投手だ。「左のエースで、状態が悪くてもしっかり試合をつくる。あまり大崩れするイメージがなく、安定感がある」と信頼を寄せた。

 また野手では、今季西武戦で20試合に出場し打率.233、3本塁打、7打点、OPS.780、ソフトバンク戦で18試合に出場し打率.324、3本塁打、7打点、OPS.888を記録した万波中正外野手をピックアップした。中田氏は「はっきり言うと、万波選手のような主軸が活躍しないことには下克上は厳しい。レイエス選手は、怪我をしていようが出場している限り一番警戒されるバッター。だからこそ、レイエス選手の前後を打つバッター、長打を期待されているバッターがどういう役割を果たすかが鍵を握ると思う」と語った。

 王者ソフトバンクの投手陣からは、五十嵐氏が前田悠伍投手を指名した。「今年は開幕から12連勝と、本当に成長した。ただ、短期決戦はまだ経験したことがないので、どうなるのか。ここでレギュラーシーズンと同じようなピッチングができたら『今年は前田悠伍が飛躍した年だな』となる。すごく期待のできる投手」と飛躍に期待を寄せた。

 野手では正木智也外野手に注目が集まる。今季は西武戦で12試合に出場し打率.292、3本塁打、6打点、OPS.864、日本ハム戦で19試合に出場し打率.329、5本塁打、14打点、OPS1.001と好成績を残した。

 五十嵐氏は「今年は1番打者に定着。クリーンアップ(近藤健介、栗原陵矢、柳田悠岐)の安定感が抜群なので、正木選手が機能するかしないかがポイントになる。レギュラーシーズンの調子が良くても短期決戦で活躍できるとは限らないが、ここで結果を残したら『今年は正木が出てきたから優勝できたよね』と言われると思う」と熱く語っていた。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト)

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