山本由伸の影響力、米ビジネス界に波及 話題の「デスノート」…貫く“手書き”が生む価値

ドジャース・山本由伸【写真:黒澤崇】
ドジャース・山本由伸【写真:黒澤崇】

試合中や降板後にノートを書き続ける姿が話題

 ドジャースの山本由伸投手が見せる手書きノートや独自の調整法に対し、米国の著名ビジネスマンも感銘を受けているようだ。データ全盛のメジャーリーグにおいて、手帳にペンを走らせて打者を分析し結果を出し続ける姿に、X(旧ツイッター)のフォロワー数33万人超で米ポッドキャスト番組の司会を務めるアカーシュ・グプタ氏が「ともかく彼は手で(ノートに)書くのだ」と感銘の声を上げた。

 同氏は、山本がウエートトレーニングを行わず、ジャベリン(槍)投げや呼吸法といった独自の調整を貫いている点に注目。ドジャースがその手法を研究して矢田修氏を雇用し、昨年11月のワールドシリーズ第6戦での96球登板から翌日の第7戦登板へと繋がった背景を挙げ、「ともかく彼は手で(ノートに)書くのだ」と絶賛した。

 さらに同氏は、全球団が「ホークアイ」を運用しiPadで即座にデータを確認できる環境に触れつつ、「ともかく彼は手で(ノートに)書くのだ」と強調。日本の「野球ノート」文化に触れ、「データは打者の平均的な傾向を教えるが、記憶が鮮明なうちに、彼は(ノートに)今夜その打者が自分に対して一球一球どう対峙したかを捉える。3巡目に入る頃には、データ室が制作できないような、独自の文書をもとに投球している」と分析した。

 この姿勢は同僚のムーキー・ベッツ内野手が今春からジャベリン投げを始めるなど影響を与えている。また、6日(日本時間7日)の地区シリーズ第3戦で7回10奪三振1失点と快投した際もベンチでメモを取る姿が映し出され、海外ファンから「これは野球版デスノートだ」「ヤマモト教授」「その日記は彼の契約を凌ぐ価値がある」と驚嘆の声が殺到した。

「10月の最高の投手は今なお、後ろポケットに入るような1冊のノートを何よりも信頼している」と同氏が評した通り、デジタル時代にアナログの流儀を貫く背番号18。ポストシーズン11試合で8勝1敗と好成績を残す右腕の独自スタイルは、米球界全体を魅了し続けている。

【動画】ベンチで欠かさない行動…山本由伸が愛用する“手書きノート”

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