由伸KOで生まれた“しわ寄せ”…裏目に出たド軍監督のタクト 朗希は「1回の予定だった」

佐々木は3番手として1回無安打無失点、最速163キロ
【MLB】ブルワーズ 7ー4 ドジャース(日本時間13日・ミルウォーキー)
痛恨の継投ミスとなった。ドジャースは12日(日本時間13日)、敵地で行われたブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第2戦で逆転負けを喫し、2連敗スタート。先発の山本由伸投手が今季最短の3回途中3失点で降板した一戦で、チームは計7人のリリーバーを投入したが、ブルワーズ打線の勢いを止めることはできなかった。
佐々木朗希投手の起用法には疑問が残った。1点ビハインドの4回から3番手としてマウンドへ上がると、1死から四球を与えたものの、主力打者のチョウリオを空振り三振に仕留めるなど1回を無安打無失点、1奪三振1四球と好投。最速101.0マイル(約162.5キロ)を計測し、わずか14球という球数や先発要員だった実績を考えれば、十分にもう1イニングを任せられる内容だった。
しかし、チームが逆転した直後の5回、マウンドに送られたのは左腕ブービッチだった。1死からコントレラスに同点ソロを被弾するなど流れを手放す投球となり、ロバーツ監督の采配に疑問符がつく形となった。試合後、米メディアから「ロウキを投入した際、1イニング以上投げさせる予定だったのか? なぜ1イニングだけだったのか」と厳しい質問が飛ぶと、ロバーツ監督はこう意図を明かした。
「あれは予定通りのプランだった。6イニング以上を救援陣でカバーしなければならない状況の中、ブルワーズ打線には左打者が並ぶポイント(打順)があり、そこがブービッチを投入する絶好の場面だと考えていた」
「ロウキに1イニングを任せ、ブービッチにとって最適なシチュエーションを作る狙いだった。(ブービッチが)高めのフォーシームをコントレラスに本塁打にされてしまったが……あれは私が下した決断であり、彼がアウトを取るべき役割だった」
山本の早期降板以降、5回1/3で7投手をぎりぎりまで注ぎ込んだものの、計8安打4失点。ロバーツ監督の先を見据えた「早め早め」の継投策は、裏目に出る結果となった。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)