各種データで野球を丸裸に「ベースボール×データハッカソン」プレイベント開催
9月15日にプレイベント、10月6日と7日にはデータ分析・分析発表
来たる9月15日、渋谷区宇田川町にあるTECH PLAY SHIBUYAにて、「ベースボール×データ ハッカソン」プレイベントが開催される。この催しはパ・リーグオフィシャルスポンサーのパーソルホールディングスと、パシフィックリーグマーケティング株式会社の共催により行われ、9月15日のプレイベントを経て、10月6日、7日には2日間に渡ってデータ分析・分析発表で各グループが競い合う予定だ。
パ・リーグでは、これまでにも“パ・リーグをあそびつくそう!”というテーマで「パッカソン」が行われたことがあるが、データ分析に対象を絞って行われるのは今回が初となる。開催を目前に控え、モデレーターを務める鹿内学氏(パーソルキャリア株式会社)はデータ分析の魅力などについて次のように語った。
――数字の持つ魅力、データ分析の魅力とは。
「データは、多くの場合、縦横に数値が並んだ『行列(Matrix)』になっているのですが、よく見ていくと様々なデータの構造(カタチ)が現れてきます。
異なるデータなのに、共通するカタチを見つけられるのも面白いですね。野球のデータにも、共通するカタチがあるか? それとも、特有のカタチなのか、興味深いところです」
――データ分析を行うことで見えてくるものとは。
「野球選手のパフォーマンスをデータ化したベースボール・オペレーション(BO)データからは、チームの勝利に貢献した選手が見えてきます。それは、人が見ている印象とは異なる可能性も大きいです。
さらに言えば、選手やチームの調子の波なども見えてきて、次の試合の勝敗や活躍する選手を予測できるかもしれません。審判との相性や、球場との相性など、様々な関係性が見えてくると面白いですよね」
――今回の野球×データ分析を行うことのメリット、楽しみ方とは。
「今回、パシフィックリーグマーケティング株式会社さん、株式会社DELTAさんのご協力で、2つのデータを用意できました。
1つが野球選手のパフォーマンスであるBOデータ。もう1つが、試合観戦やグッズ購買などの野球ファンのマーケティングデータです。BOデータとマーケティングデータの両方を扱える貴重な機会です。2つのデータのカタチを見つけだし、2つのカタチの関係性を見つけてほしいです。
今回のハッカソンでは、野球には詳しくない人を歓迎しています。ルールを知らなくても、分析はできますからね。ぜひ挑戦してみてください」
現代のプロ野球はデータなしでは語れない。プレー以前にデータ分析が勝敗を分けると言ってもいいだろう。これはスポーツビジネスにおいても同様で、今回のイベントを通してデータ分析の魅力や、重要性に触れることができるはずだ。9月15日のプレイベントの参加応募は締め切っているものの、10月6日(土)、7日(日)のハッカソン当日の応募は特設ページにて現在も受付中だ。
【イベント概要】
◇開催日程
○プレイベント 9月15日(土)14:00~15:30
※すでに応募は締め切り
<ゲスト>
・川井貴志氏(株式会社DELTA)元東北楽天投手
・市川博久氏(株式会社DELTA)協力アナリスト
・鹿内学氏(パーソルキャリア株式会社)モデレーター
○ハッカソンDay1 10月6日(土)10:00~19:00
ハッカソンDay2 10月7日(日)10:00~19:00
※応募締め切りは2018年9月28日(金)18:00
<ゲスト>
・大曽根圭輔氏(株式会社Gunosy)データ分析部マネジャー
・市川博久氏(株式会社DELTA)協力アナリスト
・鹿内学氏(パーソルキャリア株式会社)モデレーター
◇会場
いずれの日程もTECH PLAY SHIBUYAで開催
住所:東京都渋谷区宇田川町20-17NMF渋谷公園通りビル 8F
<詳細・応募フォーム>
イベント詳細ページ
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)