日本ハムが下剋上を起こすには 前西武監督が明かすキーマン…“2勝差”を跳ね返すために必要なコト

日本ハム・新庄剛志監督【写真:古川剛伊】
日本ハム・新庄剛志監督【写真:古川剛伊】

ソフトバンクに与えられた2勝のアドバンテージ、鍵握る初戦先発・山崎福也

「2026 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファーストステージは、3位の日本ハム戦が制し、3年連続でリーグチャンピオンのソフトバンクが迎え撃つファイナルステージへ駒を進めた。過去2年はソフトバンクに軍配が上がっているが、今年はどのような戦いが繰り広げられるのか。前西武監督の辻発彦氏に展望とキーマンを聞いた。

 今季から、クライマックスシリーズ(CS)には新ルールが導入。ソフトバンクと日本ハムのゲーム差は「13」だったため、ソフトバンクには2勝のアドバンテージが与えられる。レギュラーシーズンはソフトバンクが対戦成績18勝5敗2分と大きく勝ち越していることから、圧倒的有利な状況に見える。

 辻氏も「それは間違いないと思います」とうなずき、「ホークスは試合運びがうまいし、ベテランも若手も勝ち方を知っている」と抜け目のなさを評価する。その一方、日本ハムが勝ち上がるためには「まずは、先発ピッチャーがいかに失点しないかが大事」と辻氏。初戦の先発を任される山崎福也投手については「ハマったらなかなか苦労する投手だから、わからない。面白いと思いますよ」と期待を口にした。

 日本ハムのレギュラーシーズンのチーム打率.248は、ソフトバンクに次いで2位と、打力が大きな武器。なかでも、フランミル・レイエス外野手をファイナルステージのキーマンに指名し、勝ち上がるには「まずはレイエスが打たないとダメでしょうね」と断言する。

「ファーストステージは怪我から復帰して、まだ万全の状態ではなかったと思うけど、彼が本来の力を出し切ることができれば、(チームに)勢いが出ますよね。短期決戦だから、何かがきっかけで、調子が上がってくることもあるだろうし。そういう部分でいうと、ファイターズ打線は、レイエスのほかにも勢いに乗っていける選手が多い。万波(中正)、清宮(幸太郎)あたりに勢いが出てくる可能性もあるから、期待しています」

前西武監督の辻発彦氏【写真提供:(C)PLM】
前西武監督の辻発彦氏【写真提供:(C)PLM】

西武監督として経験した短期決戦「見極めが非常に大事」

 短期決戦は、ひとつのミスが致命傷になり得る。2017年から6年間、西武で監督を務めた経験を持つ辻氏は「見極めが大事」と強調。続けて「ラッキーボーイみたいな“シリーズ男”が現れるけど、逆に打てない選手も出てくるから、そういうところの見極めが非常に大事になってくる。我慢して使うのもいいんだけど、調子を取り戻すまで待っていたら、時すでに遅しっていうことも当然ある。我々の時も、清原(和博)でさえ、打てなくて外された時がありましたからね。調子の良い選手のところに、チャンスをもっていくためには、見極めが非常に大事になってきます」と説いた。

 小久保裕紀監督率いる王者ソフトバンクがこのまま勝ち上がるのか、それとも新庄剛志監督率いる日本ハムが“3度目の正直”で「SMBC日本シリーズ2026」の出場権を勝ち取るのか。「2026 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナル第1戦は、14日18時プレーボールだ。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト)

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