戦力外となった西武がCSへ「不思議な気持ち」 復帰目指す28歳の今…気持ちが揺らいだ“7月”

ハヤテの鈴木将平が西武のキャンプ地で古巣との試合に臨んだ
ハヤテの鈴木将平外野手が15日、宮崎・南郷スタジアムで行われた「フェニックス・リーグ」の西武戦に「3番・左翼」で出場し、2打数無安打だった。ハヤテでの2年目を終えた胸中や、古巣、NPB球団への思いを語った。
2打席で交代し室内練習場へ移動。1時間以上の打ち込みを終えた鈴木将はメイン球場へ向かう途中で、懐かしそうに語った。「敵チームとして来るっていうのは不思議な気持ちもありますけど。でも、よく知ったこの階段とこの球場とか、懐かしい気持ちになりました」と笑みを浮かべた。
2016年ドラフト4位で静岡高から4位で入団。俊足巧打の外野手として活躍したが、2024年オフに戦力外通告を受け、故郷・静岡を拠点とするハヤテに入団。今季は加入1年目を8試合上回る109試合に出場し、打率.285と2桁盗塁をマークした。
「去年はどうしても、NPB球団に戻りたい一心で(シーズン中の補強期限の)7月を越えたときに、気持ちの波が出てしまったけど、今年は『最後まで頑張ろう』という気持ちを最初から持っていたので、最後までチームの中心としてプレーできたのは良かったかなと思います」
昨年は夏以降にメンタル面への影響もあったが、今季は強い気持ちを維持し、選手としてある程度納得できる成績を残すことができた。ただ、NPB球団復帰への思いは変わっていない。「結局自分にできることは限られていると思うので。その中でどう評価してもらえるか」と語る。
「12球団に戻るっていう強い気持ちはすごくありますけど、まずはここでできていることがありがたいなって感じもあります」

西武のCSは「楽しませてもらいました」
古巣の西武は今季2位に躍進し、4年ぶりのクライマックスシリーズ(CS)進出も果たした。日本ハムとのファーストステージは「もちろん見ていました」と笑った。鈴木将の在籍時と主力の顔ぶれは変わってきたが「なんだろう、まあ悔しい思いもあるけど、応援している思いも強くて。うん、ちょっと不思議な気持ちも持ちながら楽しませてもらいました」と明かした。
来季はハヤテでの3年目を迎える。「12球団に戻ることを目指してやりながら、僕は地元の球団でやらせてもらっているので、このチームが目指すべきところへ引っ張っていきたいと思いますし、そこに近づけるような一員になれたらいいなと思います」。
28歳が戻りたい“場所”は変わらない。そしてハヤテの一員としての思いはさらに強まった。プロ選手としての強い決意を垣間見せた。
(湯浅大 / Dai Yuasa)