FA移籍から1年で戦力外…37歳に厳しい通告 元首位打者は巨人で復活も、古巣が日本S進出の悲哀

楽天から戦力外通告を受けた伊藤光(左)と巨人・松本剛【写真:小林靖】
楽天から戦力外通告を受けた伊藤光(左)と巨人・松本剛【写真:小林靖】

昨オフのFA移籍は5人、松本剛は130試合で打率.274に復調

 楽天は20日、伊藤光捕手と来季の選手契約を結ばない旨を通知したと発表した。昨オフにDeNAから海外フリーエージェント(FA)権を行使して加入したが、わずか1年で戦力外となった。同じ時期にFAで新天地を選んだのは伊藤光を含め5人。復活を遂げた元首位打者がいる一方、出番を減らした選手もおり、移籍1年目から明暗が分かれた。

 伊藤光は2007年高校生ドラフト3巡目でオリックスに入団し、2018年7月にトレードでDeNAへ移籍。昨オフは新たな出場機会を求めて楽天入りを決断した。しかし、37歳で迎えた今季は22試合に出場し、打率.133、1本塁打、2打点。1軍での出場は6月5日が最後となり、シーズン終了後に厳しい通告を受けた。

 対照的に出場機会を大きく増やしたのが、日本ハムから巨人に移った松本剛外野手だ。2022年の首位打者も、昨季は66試合で打率.188と苦しんだ。新天地では序盤こそ低調だったが、130試合に出場して打率.274、3本塁打、25打点、17盗塁。安打数も30本から115本へ増やし、打撃と足で存在感を示した。

 同じく日本ハムから西武へ移籍した石井一成内野手は、74試合で打率.236、7本塁打、22打点。昨季の108試合から出場数を減らし、打率も.259から低下したが、本塁打は自己最多を更新した。体調不良での離脱で出場試合は伸ばせなかったものの、新境地を開いた格好だ。

 DeNAから西武に加入した桑原将志外野手は、62試合で打率.227、3本塁打、15打点だった。開幕直後は打線をけん引したものの、故障による離脱もあり、昨季の106試合、打率.284には届かなかった。チームはリーグ2位に躍進したが、桑原は故障でクライマックスシリーズに出場できなかった。対照的に、古巣のDeNAは“下剋上”で日本シリーズ進出を決めた。

 楽天から巨人へ移った則本昂大投手は、先発復帰を目指して新たなスタートを切った。今季は18試合で3勝4敗、1ホールド、防御率4.72。新天地で復調を遂げた松本剛、故障や出場機会の減少に直面した選手たち、そして1年で退団する伊藤光。同じオフに移籍した5人は、異なる1年を過ごした。

(Full-Count編集部)

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