“聞けなかった”1位指名…ドラフト会見場のリアル 競合右腕がポツリ「どうなるんだろう」

青学大からは鈴木泰成、渡部海が1位指名を受けた
青学大の鈴木泰成投手は22日、「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」でソフトバンク、ロッテから1位指名を受け、ソフトバンクが交渉権を獲得した。青山キャンパスに用意された会見場では、中継映像がフリーズし、鈴木は名前を呼ばれた瞬間に“立ち会う”ことができず「聞きたかった」と苦笑するアクシデントに見舞われた。
12球団トップで楽天が、同僚の渡部海捕手を指名。続く中日の指名選手が発表となる直前に大型スクリーンに映し出された中継映像がフリーズした。場内がざわつくなか、映像が4番目のヤクルトの指名のタイミングで“復旧”。画面に映し出されていた1位指名一覧にロッテで鈴木の名前が記されていた。
プロ志望届を提出していた両選手が早々に1位指名。鈴木も仲間と笑顔を見せたが、会見では思わず本音を漏らして苦笑した。
「(フリーズしていた)その時に呼ばれたらどうなるんだろうっていう感情はありましたけど、画面がパッと切り替わって自分の名前があったので、ホッとしたという思いと、最初の名前聞きたかったなっていう思いがあります」と苦笑した。
低音ボイスで球団名、名前、所属が呼ばれる憧れの瞬間を逃す不運に見舞われたが、鈴木はその後、11球団目のソフトバンクからも1位指名。今度こそ名前が呼ばれる瞬間に立ち会えたのだった。
「単独指名が続く中で呼んでいただいて、改めてしっかり聞くことができたので嬉しかったです」と爽やかな笑顔を浮かべた。抽選の結果、ソフトバンクが交渉権を獲得した。
今年度のドラフトで指名が重複したのは鈴木と渡部のみ。青学大は2023年に下村海翔投手(阪神)、常廣羽也斗投手(広島)、2024年は佐々木泰内野手(広島)、西川史礁外野手(ロッテ)、そして2025年は小田康一郎内野手(DeNA)、中西聖輝投手(中日)。今年で4年連続で2人の1位指名選手を輩出するなど、層の厚さを見せつけていた。
(湯浅大 / Dai Yuasa)