日本人右腕は「最大の隠し玉だ」 米放送局が高評価…懸念点も指摘「二の足を踏む原因に」

西武・平良海馬【写真:黒澤崇】
西武・平良海馬【写真:黒澤崇】

「驚異的な成績」球質と先発転向後の結果を評価

 西武の広池浩司取締役球団本部長は30日、平良海馬投手のポスティングシステムを利用したメジャー移籍を容認すると発表した。取材に応じた広池本部長は「日本でやり残したことが少なくなったのではないか。今度は球団が彼の願いを叶える番なのかなと思いました」と決断の背景を説明した。MLB移籍が確実視される平良に対して、米放送局「FOXスポーツ」も最新FAランキングで高評価を与えている。

 米放送局「FOXスポーツ」は29日(日本時間30日)、2026-27年オフのFA選手トップ50を発表。平良は19位にランクインした。ローワン・カブナー記者は「投手のFA市場における最大の隠し玉だ」と紹介。さらに「スクーバルに次ぐ、市場トップ級の投手の1人になる可能性もある」と、大きな期待を寄せた。

 評価の一方で、懸念材料として挙げたのは身長と先発経験の短さだった。身長は5フィート8インチ(約173センチ)で、キャリアの大半を救援投手として過ごしてきた。2025年には西武で31セーブを記録し、今季から本格的に先発へ転向。カブナー記者は「この2つの事実は、複数の球団が二の足を踏む原因になるかもしれない」と指摘した。

 それでも、同記者は平良の能力を高く評価。「驚異的な成績を残しており」と続け、90マイル中盤の速球に加え、元リリーフ投手として多彩な球種を操る点にも注目した。さらに、今季の防御率1.36という数字を紹介。先発としての実績が少ないことが不安要素になるという見方がある一方で、転向1年目で最優秀防御率賞を獲得したことが、メジャー球団からの評価につながるという考えもあるようだ。

 平良を巡っては、米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は少なくとも15球団が獲得に関心を示しているとも伝えている。広池本部長からも「NPBナンバーワン」と称された右腕。米メディアが「最大の隠し玉」と評した剛腕が、メジャーの舞台でどのような評価を受け、どの球団を新天地に選ぶのか。今オフの動向に注目が集まる。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY