松井秀喜監督、秋季キャンプは“指導封印” 「情報収集」と5度繰り返した理由

「自分の情報収集の段階なんで今は。それだけです」
巨人の松井秀喜新監督が31日、川崎市のジャイアンツ球場で行われた秋季キャンプ2日目を終え、報道陣の取材に応じた。選手の打撃練習などを熱心に見つめながらも、選手への直接指導は行わず。「自分の情報収集の場なんで、今は。それだけです。自分の、私自身の情報収集です」と笑顔で“指導封印”を宣言した。
この日も打撃ケージ裏から山瀬、ティマら若手の打撃練習を見守り、球団スタッフらと意見交換を行った松井新監督。指導に踏み込まない理由について「今はもうコーチの皆さんにお任せして、自分は自分の目で見ていろいろね、自分の中での情報収集したいなと」と説明した。
選手それぞれの課題や改善点については「それはたくさんあります。それは言いません(笑)。私の中で大切な情報でもあるんで」と冗談めかしつつ、「選手の要望があればですかね。とりあえず自分は今しっかり見て、見ることに徹して、もし何かアドバイスを求められたら自分の意見は言います」と、選手の主体性を待つ姿勢を貫いた。
また、練習に対する意識を問われると、表情を引き締めた。「今やってることに真剣に向き合って、今できる100%をやってほしいという。それだけ」と熱弁を振るった。
「松井監督に見られることで選手がいい緊張感を持って練習できている」と記者から振られると、「(松井監督自身が)いなくても緊張感を持ってやってほしいです」と即座にツッコミを入れて周囲を笑わせた。
7分の囲み取材で「情報収集」と5度繰り返した。当面は“観察役”に徹する方針で、「まずはしっかり見るっていうことです」と語り、温かい眼差しで選手たちの奮起を見守り続けている。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)