ドラ1以外が“全滅”…わずか3年、最下位中日を襲う悪夢 皮肉な他球団での成功例

巨人4位・泉口は主力に…中日が抽選を外した度会も初の規定打席
中日は30日、2023年ドラフト4位の福田幸之介投手に来季の契約を結ばないと通告したことを発表した。同年の支配下指名6人のうち、戦力外通告を受けていないのは1位の草加勝投手だけ。他球団では同じ年の指名組が主力へと成長する一方、中日は入団から3年で大半が契約を見直される状況となっている。
今秋は9月29日に2位の津田啓史内野手、5位の土生翔太投手が戦力外となり、翌30日には3位の辻本倫太郎内野手にも通告。6位の加藤竜馬も昨オフに戦力外となった。津田と土生は育成契約で再出発したが、支配下に復帰できないまま今秋にも通告を受けた。
育成指名組にも動きがあった。2位の菊田翔友投手は昨秋、3位の尾田剛樹外野手と4位の川上理偉内野手は今秋に戦力外通告を受けた。1位の日渡騰輝捕手は今年7月、宮内春輝投手との交換トレードで日本ハムへ移籍。支配下と育成を合わせた10人のうち、8人が戦力外通告を経験し、1人は他球団へ移った。
1位の草加は今季24試合に登板し、防御率2.59を記録した。ただ、同年の支配下指名6人は、高校生の福田を除き、大学・社会人・独立リーグ出身だった。即戦力候補を多くそろえた年だが、3年間で1軍の主力を十分に増やせたとは言い難い。
一方、他球団では主力に育った選手もいる。巨人4位の泉口友汰内野手は昨季133試合に出場し、打率.301を記録した。今季も129試合で打率.264、8本塁打、49打点。津田と同じ社会人出身の内野手は、2年連続で規定打席に到達した。2、3位で内野手を指名した中日とは、1軍への定着で差がついている。
西武1位の武内夏暉投手は、1年目から10勝、防御率2.17を記録して新人王に輝いた。昨季は4勝にとどまったものの、今季は自己最多の11勝を挙げ、防御率3.27と盛り返した。大阪桐蔭からソフトバンクに入団した前田悠伍投手は、今季12勝&防御率2.10と躍動し、パ・リーグ3連覇に貢献した。
中日が1位で入札し、抽選を外したDeNAの度会隆輝外野手も、今季は134試合で打率.274、9本塁打、51打点と初の規定打席に到達した。津田とは横浜高の同級生で、ともに社会人を経て2023年ドラフトで指名された間柄でもある。主力としてシーズンを終えた度会に対し、津田は支配下に戻れないまま、再び戦力外通告を受ける秋となった。
(Full-Count編集部)