「佐藤輝明>村上宗隆」 元メジャーGMの持論…打撃も守備も“差”、高まる名門への移籍

阪神・佐藤輝明【写真:黒澤崇】
阪神・佐藤輝明【写真:黒澤崇】

「ムラカミよりいい打者」元GMも高評価

 阪神の佐藤輝明内野手が、名門ヤンキースの補強候補に浮上した。米スポーツ局「MLBネットワーク」の番組「MLBトゥナイト」では、ポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す28歳の獲得について特集。元ブルワーズのダン・プリーサック氏は「ニューヨーク・ヤンキース」と具体的な球団名を挙げた。

 番組では、今季3冠王に輝き、2年連続でセ・リーグMVP獲得が濃厚と紹介された佐藤について、ホワイトソックスの村上宗隆内野手との比較が話題になった。司会のグレッグ・アムシンガー氏が、村上の台頭は佐藤の契約に追い風となるかと質問すると、元メッツGMのスティーブ・フィリップス氏は「かなり影響するでしょう」と肯定的な見方を示した。

 フィリップス氏は、村上が空振り率への懸念から2年3400万ドル(約53億6400万円)の短期契約を結んだことに触れ、「サトウも空振りをするタイプの選手ですが、四球率は10%少しを超えています。四球を選べる選手です」と分析。村上はメジャー移籍後に三振率が上昇した一方で、持ち味のパワーを発揮したと説明し、「サトウはムラカミよりいい打者です。三塁守備もムラカミよりサトウの方が上」と評価した。

 さらに、佐藤はキャリアで三塁を最も多く守りながら、外野での出場経験もあると指摘。「彼は本物だと思いますし、ムラカミの契約を超えるでしょう。とてもいい契約をゲットするでしょう」と大型契約への期待を口にした。

 移籍先としてヤンキースを推したのがプリーサック氏だ。「私からは3文字。ニュー・ヨーク・ヤンキース」と切り出し、「三塁に問題を抱えていますし、(ヤンキースタジアムは)ライトスタンドまでの距離が短い。ヤンキースが必要としている選手で、本拠地で結果を残せる選手です」と説明した。ヤンキースは今季、三塁を守ったライアン・マクマホンが打率.213、11本塁打、41打点、OPS.636と苦しんでおり、同ポジションの補強は課題の1つとなっている。

 プリーサック氏はさらに、村上の活躍が佐藤にとって追い風になると強調。「空振りしまくるのではと懸念がありましたが、その代わりとてつもないパワーを発揮し、結果につながりました」と振り返り、佐藤についても「間違いなく25~30本、90~100打点を記録できるような選手」と予想した。

 フィリップス氏も村上について、後半戦は苦戦したものの、故障するまではチームを引っ張り、若手選手が成長するまで時間を稼いだと評価。その上で「サトウはムラカミよりプロフェッショナルな(完成された)打者です。コンタクト率、流し打ちの能力は上。引っ張り専門ではなく、複数のポジションを守る身体能力も備えています」と佐藤の総合力を称賛した。村上のメジャーでの実績を追い風に、佐藤への評価も高まっているようだ。

(Full-Count編集部)

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