DeNA・西巻賢二が現役引退 仙台育英で主将…3度の戦力外も「3回裏が終わったくらい」

DeNAが発表した
DeNAは5日、戦力外通告を受けていた西巻賢二内野手が今季限りで現役を引退すると発表した。仙台育英高から2017年ドラフト6位で楽天に入団し、ロッテ、DeNAと3球団でプレー。身長168センチながら、内外野をこなすユーティリティ性と献身的な姿勢でチームを支え続けた9年間のプロ野球生活に幕を下ろす。
福島県出身の27歳は、楽天ジュニアに選出されるなど早くから頭角を現した。高校では名門・仙台育英の主将として甲子園に出場し、2017年のドラフト6位で地元球団の楽天へ入団。高卒1年目の2018年にはファームで結果を残し、1軍でも25試合に出場して19安打をマークするなど、堂々たるデビューを飾った。
2020年にロッテへ移籍し、2023年からはDeNAに加入。1軍での出場機会こそ限られたものの、ファームでは内野の全ポジションに加え外野もこなすユーティリティぶりを発揮し、泥臭くチームを支え続けた。DeNA在籍2年目の2024年には自身初となる開幕1軍入りを果たし、チームの26年ぶり日本一も経験した。
引退にあたり、西巻は球団を通じてコメントを発表。9年間のキャリアを振り返り、関わった3球団への想いを率直に語った。
西巻のコメントは以下の通り。
「この度、9年間のプロ野球生活に幕を閉じ、引退することを決断いたしました。熱い声援を送ってくださったファンの皆さま、支えてくださったチームメートやスタッフの皆さまに、心から感謝しています。
楽天Jr.として小学生時代に楽天のユニホームに袖を通し、今度はその楽天のユニホームにプロとして袖を通してスタートさせたプロ野球人生。2年という短い時間で、何も力になれないまま自分の勝手な意思で出ていってしまい、申し訳なく思っています。ロッテでは移籍して初年度にチャンスをいただきながらも力になれず。コロナ禍ということもあり、あのロッテの声あり応援を背にプレーすることは叶いませんでしたが、手拍子だけでもすごいものを感じました。ありがとうございました。
DeNAでは、4年という3球団の中では一番長くお世話になりました。2024年に初の開幕1軍でスタートしましたが、ここでもなかなか力になれず。しかしチームは日本一となり、あの優勝パレードでの景色はこの先忘れることはないと思います。ファームには若くて素晴らしい可能性を秘めた選手がたくさんいます。僕自身、ファームに長くいたからこそ感じます。今後この選手たちがさらに競争し、1軍の戦力として出てきた時、ものすごいチームになるのではないかと思っています。
僕は現役を引退しますが、まだ僕の野球人生は3回裏が終わったくらいです。これからは新たな形として、新たな目標に向かってゲームセットのサイレンが鳴るまで挑戦していきたいと思います。」
(Full-Count編集部)