「子供たちに伝えたい」―50歳まで現役・山本昌はなぜ怪我をしなかったのか

“レジェンド”山本昌、独占インタビュー(上)激白「来年は5勝はできた」

32年間のプロ生活で手術経験はなし、「60歳まで投げてもメスを入れなくていい」

 今季限りで現役引退した山本昌投手が、「怪我をしない投げ方」について語った。レジェンド左腕は32年間にも渡る現役生活を送ったが、肘や肩の故障には無縁で、手術経験はなし。「怪我をしない投げ方はあります」と断言する。

 怪我をしないことは名選手の条件の1つとも言える。どんなに凄い能力を持っていようと、それを十分に発揮できなければ、意味がない。ピッチャーならば、肩や肘の故障で現役生活を棒に振る選手も少なくない。

 日本と登板間隔や公式球の違いがあるとはいえ、MLBでは肘の負傷が頻発。成功率が上がっていることもあり、靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受ける投手も激増している。日本から海を渡った松坂大輔、ダルビッシュ有らも肘にメスを入れ、田中将大は靭帯の部分断裂で長期離脱を経験した。

 ただ、山本昌は肩・肘に大きな怪我をしたことがない。

「メスは入れてないですね。このまま60歳まで投げてもメスを入れなくてもいいと思います。特に肩は。32年投げて、精密検査しても、ほとんど変形もないです。本当に丈夫な肩で、今まで指導してくださった方々におかげですよね」

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