鷹5連勝、西武と6ゲーム差 森がリーグトップタイ32S目 ハムは2位も遠のく

先制の8号ソロホームランを放ったソフトバンクのグラシアル【画像:(C)PLM】
先制の8号ソロホームランを放ったソフトバンクのグラシアル【画像:(C)PLM】

ミランダが7回途中を1安打に抑える好投

■ソフトバンク 2-0 日本ハム(23日・ヤフオクドーム)

 ソフトバンクが5連勝で、試合のなかった首位西武との差を6ゲーム差とした。23日、本拠地ヤフオクドームでの日本ハム戦。5回にグラシアルのソロ本塁打で奪ったリードを、ミランダ、石川、加治屋、森の完封リレーで守り抜いた。

 均衡を破ったのは、故障者続出の中でチームを救ってきたキューバ人助っ人だった。5回2死で打席に立ったグラシアル。ここまで粘投していた日本ハム先発のマルティネスが投じた、1ストライクからの2球目、外角高めのストレートを逃さなかった。快音を響かせた打球は右翼ホームランテラス席へ消える先制の8号ソロ。これが決勝点になった。

 こちらもキューバ出身の先発ミランダは7回途中まで日本ハム打線を近藤の内野安打1本に抑える好投。4つの四球を与えたものの、決定打を許さず。7回2死一塁でバトンを受けた石川、8回の加治屋も無失点で繋ぐと、8回には中村晃の適時打などで加点。9回の森も無失点と、見事な完封リレーでリードを守った。森は32セーブ目とし、オリックス増井と並びリーグトップに立った。

 日本ハムは2位のソフトバンクを相手に痛い敗戦。先発のマルティネスが8安打4四死球を許しながら、ソロ本塁打のみの1失点に抑えながら、打線が全く反撃できず。ソフトバンク投手陣の前に、わずか2安打に終わり、零封負けを喫した。これでソフトバンクとの差は5ゲーム差に拡大。逆転優勝はおろか、2位も厳しい状況となった。

【動画】ホームランテラスに叩き込んだ! 均衡を破る鷹・グラシアルの8号ソロホームラン!

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