牧田和久、約1か月ぶりメジャー登板で好投「いい印象で来年を迎えたい」

パドレス・牧田和久【写真:Getty Images】
パドレス・牧田和久【写真:Getty Images】

ドジャース戦で2回無安打無失点「それなりの結果かなと思います」

 パドレスの牧田和久投手は23日(日本時間24日)の敵地ドジャース戦で2回無安打無失点と好投した。14点ビハインドの7回途中から6番手で登板し、58.9マイル(約94.8キロ)のカーブで敵地をどよめかせる場面も。試合は地区6連覇を目指すドジャースに0-14で大敗したが、牧田は「いい印象で来年を迎えられたら」と“ラストスパート“を誓った。

 0-12と大敗ムードで迎えた7回無死二、三塁のピンチ、牧田が6番手でマウンドへ向かった。2者連続の三ゴロの間に走者2人の生還を許したものの、最後はトールスを直球で空振り三振に仕留め3アウト。8回には打席に立って見逃し三振に倒れると、その裏は3者凡退に抑えた。

 メジャーでは8月16日(同17日)以来の登板。牧田は「今日は出ていくピッチャー、ピッチャーが打たれていたので、打たれないようにと。自分のピッチングを心がけようと思った結果です。久々の登板でそれなりの結果かなと思います」と振り返った。

 本人は「もう少ししっかりコーナーを突いて投げられればよかった。審判に助けられた部分はあった」というが、2回無安打無失点という結果は確かに残った。今季はこの登板も含めて26試合登板で防御率5.73。メジャーとマイナーの行き来を繰り返し、「今までが今までのピッチングだったので。(メジャーでは)打たれたくないという気持ちが強すぎて、ボール、ボールとなったり、マウンドで余裕がなかった」と話す。しかし、マイナーでしっかりと自分の投球を取り戻し、渡米1年目のシーズンを終えようとしている。

 残り6試合は来季へ向けても重要な意味を持つ。サブマリン右腕は「なんとかしっかり良いピッチングをできて、良い印象で来年を迎えられたら。任された場所はゼロで抑えていきたい」と誓っていた。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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