グリエル兄弟がMLB初対決 弟はアクシデントで途中交代も「自分はとても幸運」
兄は2安打1打点も、弟は1打席目で負傷交代
キューバ出身で元DeNAのグリエル兄弟が24日(日本時間25日)、メジャーで兄弟初対決に臨んだ。兄ユリ(ユリエスキ)が所属するアストロズが敵地トロントに遠征し、弟ルルデスJr.の所属するブルージェイズと対戦。兄弟ともにスタメンに名を連ねた。
「4番・一塁」で先発したユリは4打数2安打1打点と活躍したが、「2番・遊撃」でスタメンだったルルデスJr.は、1回に二ゴロ併殺打に倒れた際に左ハムストリングを痛め、2回守備から交代。試合前に「兄弟だけど、一旦試合が始まれば彼よりもいいプレーをして打ち負かすつもりだよ」と意気込んでいたルルデスJr.だが、ほろ苦い結果となり、兄弟“共演”は短い時間で終わった。
アクシデントがあったとはいえ、1回に弟が二ゴロを打った際には、兄が守る一塁キャンバスを駆け抜けた。ブルージェイズの公式サイトによると、ユリは試合前の会見で「(弟の動向を)追い続けているよ。いつも試合後は全打席を見返して、彼の一挙手一投足を振り返るんだ。正直なところ、彼がこの場にいることを本当に誇りに思うし、彼がMLBの舞台に立っていることをいまだに信じられないよ」と明かし、離れた場所でプレーしていても互いの成績は常にチェックし合っているとした。