広島、リーグ3連覇の緒方監督　「日本一のゴールに向かってまだ戦いが続きます」

27年ぶりの本拠地V「ファンの皆様リーグ優勝3連覇、おめでとうございます」

■広島 10-0 ヤクルト（26日・マツダスタジアム）

　広島は26日、本拠地でのヤクルト戦を10-0で勝利し球団史上初のリーグ3連覇を達成した。本拠地での胴上げは27年ぶりとなった。先発の九里が8回2安打無失点の快投で8勝目、打線は17安打10得点と爆発した。

　9回を守護神・中崎が締め球団史上初のリーグ3連覇を達成。緒方監督はナインに抱えられ9回、宙に舞い喜びをかみしめた。優勝監督インタビューではファンに向かって感謝の言葉を並べた。

　本拠地で悲願の優勝を達成した指揮官は「昨年、ここで優勝のチャンスがあって逃してしまって。今年は絶対にこのマツダで優勝を決めるんだと。ファンの皆様リーグ優勝3連覇、おめでとうございます！」と高々と声を挙げた。

　真っ赤に染まったマツダスタジアムで味わう胴上げに「最高ですね。選手だけでなく、ファンの方と一緒になって胴上げをしてもらっているかのようで、夢のような瞬間でした」と笑顔を見せた。

　各球団が3連覇阻止に向け打倒カープを掲げていたが「長かったです。すごくここまで長く感じました。シーズン始まっても苦しい、厳しい試合も多くて。チームとしても中々、安定した戦いが長く続かなかったので苦しかった。ただ、その中でも主力選手がチームを引っ張ってくれて、若い力、新しい力がチームに大きな力になって。1試合1試合の積み重ねがこの優勝につながった」と選手たちを労った。

　さらに「すごい選手たちです。1日1日力を付けて成長してます。3連覇という広島に新しい歴史を作ってくれた選手たちによく頑張ったと、その言葉しかないです」と再びナインに向け感謝した。

　リーグ3連覇を達成し、次なる目標は日本一。指揮官は「リーグ優勝という目標は達成しました。ただ、今シーズンここがゴールではないです。日本一のゴールに向かってまだ戦いが続きます。ご声援宜しくお願いします」と締めくくった。

（Full-Count編集部）