楽天は梨田新監督の元で再出発へ 功労者は引退、実績ある選手が戦力外に

最下位に終わった楽天、外国人含めて10選手が戦力外、8選手が現役引退

 今季最下位に終わった楽天は、シーズン終了後に外国人選手を含めて10選手を戦力外、3選手の支配下契約を解除とした。さらに、斎藤隆投手、小山伸一郎投手、永井怜投手ら8選手が現役引退を表明。梨田昌孝新監督の元、来季は新たな体制でスタートを切る。

 大久保元監督が率いた今季は浮上のきっかけを掴めず、最後は開幕から故障者続出で最下位に沈んでいたオリックスにも抜かれた。低迷期から楽天を支えてきた功労者、メジャー帰りのベテラン右腕、他球団で実績を残してきた外国人スラッガーが抜け、どのような形でチームを作っていくかに注目が集まる。

 あらためて、チームから去る主な選手の実績を振り返ってみよう。

◯斎藤隆(引退)

プロ24年目。NPB通算403試合に登板。91勝81敗55セーブ14ホールド、防御率3.75。96年に206Kで最多奪三振のタイトルを獲得。06年にドジャースとマイナー契約。メジャーに昇格してクローザーの座を勝ち取り、07年には39セーブを挙げてオールスターにも出場。MLB通算338試合に登板。21勝15敗84セーブ39ホールド、防御率2.34。

◯小山伸一郎(引退)

プロ19年目。通算481試合に登板。28勝36敗36セーブ84ホールド、防御率3.87。08年から5年連続50試合登板。12年は25ホールド。投手陣の精神的支柱だった。

◯永井怜(引退)

プロ9年目。通算155試合に登板。43勝43敗2ホールド、防御率3.65。09、10年と2年連続で2桁勝利。09年は13勝(7敗)を挙げ、球団初のCS進出に貢献。田中将大(ヤンキース)、岩隈久志(マリナーズ)と「先発3本柱」と形成した。

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