大谷翔平、米1年目も「やりきった」―「そう思えるように1日1日重ねている」

「3番・DH」で先発出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
「3番・DH」で先発出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

今季最終打席はサヨナラにつなげる中前打

 エンゼルスの大谷翔平投手は9月30日(日本時間1日)、本拠地アスレチックス戦に「3番・DH」でスタメン出場し、9回にサヨナラ勝ちにつなげる中前打を放った。今季最終戦は4打数1安打で、打者としては104試合出場で打率.285、自己最多タイの22本塁打、61打点、10盗塁の成績でシーズンを終了。試合後には、メジャー1年目も「やりきった」と振り返った。

 2点を追う9回。先頭で打席に立った大谷は「何とか出塁したいなと、そういう気持ちでした」と右腕ハッチャーから鮮やかなセンター前ヒット。続くマルテの適時二塁打で生還して1点差に迫ると、さらにワードの逆転サヨナラ2ランが飛び出した。「いい形で逆転できてサヨナラ勝ちできて来年につながるんじゃないかなと思います」。最終戦を勝利で飾り、うなずいた。

 右肘靭帯損傷での離脱もあったが、162試合を戦い抜いた。

「どのシーズンもどういう結果でもやりきったというのがある。毎日そう思えるように1日1日を重ねているつもりですし、良くても悪くても後悔しないように、そういう一日をずっと続けてきたかなと思っています」

 オフに入ったらすぐに右肘靭帯損傷手術(通称トミー・ジョン手術)を受ける予定だが、悔いのないシーズンを送ってきたという自信があるという。向上心を持ち続ける二刀流は、すでに打者に専念する来季の進化を見据えているようだった。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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