再び持ち上がったボール騒動 “飛び過ぎ違反球”が発覚した日に飛び出したホームランは?

5会場で基準値を上回る

 日本プロ野球機構が潔く明らかにした今回のボール騒動。3月29日の開幕第2戦で、6球場で抜き打ち検査を行った結果、5球場でボールの平均反発係数が基準値を少しだけ上回っていた。現在、ボールの製造メーカーであるミズノ社が原因究明を急いでいる。

 基準値を上回った5球場の平均反発係数(基準値の上限は0.4234)は以下の通りである。

・札幌ドーム 0.425
・東京ドーム 0.428
・神宮球場 0.426
・ナゴヤドーム 0.427
・ヤフオクドーム 0.426
※西武ドームは0.423で問題なし。

 ちなみに同じ3月29日はどのような試合結果だったのだろうか。まず、札幌ドームではオリックスが日本ハムを5-0で下した。この試合は糸井嘉男が斎藤佑樹から右翼席へホームランを放っている。

 東京ドームでは阪神が巨人に5-3で勝利。マートンがマシソンからレフトへ本塁打を放った。神宮球場では、横浜DeNAがヤクルトを5-4で下し、横浜DeNAはバルディリスと山崎憲晴、ヤクルトは相川亮二がホームランを放っている。

 また、ナゴヤドームは広島が中日に6-1で勝利。この試合では主砲のエルドレッドがレフトスタンドへ2発、ホームランを運んでいる。一方、ヤフオクドームではソフトバンクが5-2でロッテを下したが、ホームランは1本も出ていない。

 上記のように、極端な打撃戦になった試合はない。ヤフオクドームに限って言えば、ホームランは出ていなかった。数値は上回ったが、大きな影響はなかったようにも見える。

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