ヤ軍セベリーノが一発勝負での“リベンジ”に自信「あの打線を抑えられる」

ヤンキースのルイス・セベリーノ【写真:Getty Images】
ヤンキースのルイス・セベリーノ【写真:Getty Images】

好投のカギは「速球の制球力」

 ヤンキースのルイス・セベリーノ投手が2日(日本時間3日)、翌3日(同4日)に行われるアスレチックスとのワイルドカード(WC)ゲームの先発投手に指名され、「自分にとって非常に大きな意味を持つ」と笑顔を浮かべた。

 リベンジの機会を手に入れた。昨季のWCゲームでも先発マウンドに上がったが炎上。わずか1死を奪ったのみ、3失点で降板した。今季は19勝8敗、防御率3.39の好成績でレギュラーシーズンを終えたが、球宴以降に苦しんだ背景もあり、「チームが自分を信頼してくれたことに意味がある」と大きくうなずいた。

 後半戦に失点がかさんだ理由も自己分析済みだ。「自分にとっての生命線は速球の制球。不調の時は制球力に欠けていた」と話し、いずれも2失点以内に防いだ最近3戦での登板では「速球の制球も戻ってきたし、スライダーもシャープに曲がるようになった」と復調の手応えは十分。「速球で内角を突き、スライダーがシャープであれば、あの打線を抑えられる」と自信を見せた。

 アスレチックス打線には9月5日(同6日)に敵地で対戦した際、捕手ゲイリー・サンチェスとの息が合わず6失点(自責5)を喫した。だが、その後サンチェスと話し合い、問題点は解決済み。昨季のWCゲームでの“失敗”も「気分が高まり過ぎて、いつも以上のことをしようとしたことが原因だと思う」と話し、同じ轍を踏まない準備はできている。

「とにかく勝ちたいんだ」と力強く言い切った24歳右腕。昨年のリベンジを果たす好投で、チームを地区シリーズに導きたい。

(Full-Count編集部)

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