タイガースが先発陣強化へFAの岩隈久志をリストアップ GMが認める

地元メディアが伝える、マリナーズと相思相愛とされる右腕だが…

 フロリダ州ボカラトンで開催中のGM会議に出席しているタイガースのアル・アビラGMが、マリナーズからフリーエージェント(FA)となった岩隈久志投手をリストアップしていることを認めたと米メディアが伝えている。デトロイトの地元紙「フリープレス」のアンソニー・フェネック記者がツイッターでレポートした。

 岩隈は楽天から海外FA権を行使して移籍したマリナーズで4年間プレー。シアトルに対する深い愛着を持ち、マリナーズもジェリー・ディポト新GMが岩隈との再契約を「最優先事項」と語るなど相思相愛とされていた。

 だが、マリナーズは岩隈と独占交渉期間中に合意に達することができず、メジャー年俸上位125選手の平均で算出される1年1580万ドル(約19億4000万円)のクオリファイング・オファーを提示していた。

 34歳の右腕は今季20試合に登板して防御率3.54と安定感を示した。8月12日のオリオールズ戦ではノーヒットノーランを達成。「コントロールアーティスト」と呼ばれる制球力は健在だ。マリナーズ残留が最有力と地元メディアの各特集でレポートされてきた“岩隈株”は、FA市場で人気銘柄となりそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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