侍J小久保監督、メキシコは「考えていたよりもスイングスピードが速かった」

5回2失点の前田を労う、「そのおかげで有利な形で試合を進めることができた」

 侍ジャパンの小久保裕紀監督が11日の「プレミア12」1次ラウンド第2戦メキシコ戦(台湾・天母)で5回2失点でマウンドを降りた先発・前田健太投手(広島)を労った。

 前田は0-0の2回、先頭の4番R・ロペスにソロ弾を被弾。打線が3点を奪い逆転した後の4回にも2死から3連打を浴び、1点を失った。この日は5回86球を投げて、5安打7奪三振2失点。2点リードで降板したが、その後、救援陣が一時追いつかれたために勝ち星はつかなかった。

 試合後、指揮官は「自分が考えていたよりも(メキシコの打者の)スイングスピードが速かった」と話し、「前田がよく2失点でしのいでくれた。そのおかげで有利な形で試合を進めることができた」と振り返った。

 一方、6回に西(オリックス)、7回に大野(中日)が失点を重ねた展開に、「普段先発してるピッチャーが中に回ってもらって、違うところでやる難しさが出たと思う」。

 1点リードの9回に澤村が追いつかれながらもその裏に中田のサヨナラ打で勝利し、「追い上げられながらもよくサヨナラで勝てた。勝ち切ったというところが一番良かったところ。中継ぎで点取られた選手たちも勝ったことで救われたと思う。今日の勝ちは非常に大きい」と苦しみながらつかんだ白星に手応えを口にした。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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