背水ブレーブスが意地の1勝 主砲フリーマンが決勝弾 ドジャース3連勝逃す

決勝弾を放ったブレーブス・フリーマン【写真:Getty Images】
決勝弾を放ったブレーブス・フリーマン【写真:Getty Images】

球団史上初の快挙、6連敗中だった0勝2敗の第3戦で初白星

■ブレーブス 6-5 ドジャース(日本時間8日・アトランタ)

 地区シリーズ突破へ背水の陣に追い込まれていたブレーブスが7日(日本時間8日)、本拠地での地区シリーズ第3戦ドジャース戦に6-5で勝利した。敵地で2敗を喫し、負けたらシリーズ敗退という崖っぷちで臨んだこの日は、接戦を強いられながら、注目の新人と主砲がホームラン共演。地元ファンに辛くも勝利をプレゼントし、対戦成績を1勝2敗とした。

 敵地では2戦連続完封負けを喫し、1921年のジャイアンツ以来、史上2球団目という不名誉な記録を作ってしまった。何とか意地でも1勝したいブレーブスは、先発ニューカムが走者を背負いながら2回まで打者6人で終わらせると、打線がようやくつながった。

 2回裏、ドジャース先発ビューラーが突如制球を崩したところを見逃さなかった。2死満塁からニューカムがストレートの四球を選び、押し出しで1点を先制。なおも満塁で打席に立ったアクーニャJr.は左中間席に飛び込む満塁アーチを放ち、この回一気に5点を上げた。20歳294日でのプレーオフ満塁アーチは、メジャー史上最少の快挙となった。

 その後、3回にはアクーニャJr.の失策に絡んで2失点。5回にはテイラーの2点弾とマンシーのソロ弾で同点に追いつかれてしまう。打線も、調子を取り戻したビューラーに抑えられたが、6回に主砲が目覚めた。

 6回先頭で打席に立ったフリーマンは、この回から2番手としてマウンドに上がったウッドの初球を強振。打球は右中間スタンドに飛び込む決勝アーチとなった。

 救援陣は走者を背負いながらも、必死で1点リードを守り抜き、接戦を制した。

 ブレーブスはこれまで、5回戦制、7回戦制いずれの形式のプレーオフでも、0勝2敗で迎えた3戦目は6戦全敗。この日の勝利で球団の歴史を塗り替えた。

 これで対戦成績は1勝2敗。再び本拠地が舞台となる第4戦も白星で飾り、2勝2敗のタイで最終第5戦まで持ち込みたい。

 なお、ドジャース前田健太投手の登板はなかった。

(Full-Count編集部)

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