上沢3回7失点KO 追い込まれたハム栗山監督「明日取れば、何の問題もない」

日本ハム・栗山英樹監督【写真:荒川祐史】
日本ハム・栗山英樹監督【写真:荒川祐史】

初回に1点先制するも、その直後に右腕が大量5失点

■ソフトバンク 8-3 日本ハム(13日・ヤフオクドーム)

 日本ハムが崖っぷちに追い込まれた。13日、敵地ヤフオクドームで行われたソフトバンクとの「パーソル クライマックスシリーズ パ」ファーストステージ第1戦。初回に近藤のソロで先制したものの、その裏に先発の上沢が5点を失って、早々に劣勢に立たされ、そのまま押し切られた。試合後、栗山英樹監督は「全てがうまくいかなかったことも明日に繋がっていくんでね、こういう悔しい思いをしたんで、またあした精一杯やるだけ。明日取れば、なんの問題もない」と悔しさを押し殺し、第2戦に視線を向けた。

 右腕は初回、上林の打ち取った飛球が左翼線に落ち二塁打に。明石に四球を与えると、中村晃のゴロはアンラッキーな形で内野安打に。ファウルゾーンへ切れると見送った上沢だったが、塁線上からフェアゾーンへと戻ってきた。これで満塁となると、柳田には右前適時打を許して同点に。続くデスパイネには右翼スタンドへ満塁弾を浴びた。

 頼みの上沢は3回9安打7失点でノックアウト。「なんとか丁寧に投げようという感じはあったけど、特別(違いは感じなかった)」とこの日の右腕の出来を語った指揮官。「誰が悪いわけではないので、ナオ(上沢)が頑張って抑えるときもあるし、いろいろな試合がある」と、右腕をかばった。

 初戦を落とし、ソフトバンクに突破へ王手をかけられた。「結果に関してはこっちの問題なんでね。もしどこかで終わるようなことがあれば、それは俺がしっかり受け止めて考えるけど、そんなこと考えてる暇もない、今は明日勝って明後日勝つだけのことなんで」と語り、巻き返しを誓っていた。

(Full-Count編集部)

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