楽天がドミニカ共和国出身の160キロ超右腕獲得 「チャンピオンに!」

今季MLB14試合登板のリズを獲得、安部井チーム統括本部長「真っ直ぐが最大の武器

 楽天は26日、ラダメス・リズ投手との間で契約を合意したと発表した。背番号は「49」となる。

 ドミニカ共和国出身の32歳は、189センチ、91キロの大型右腕。2003年にオリオールズに入団。07年にメジャーデビューした。10年にパドレスに移籍後、11年には韓国のLGツインズでプレー。同年に韓国史上最速となる161キロをマークし、13年には最多奪三振のタイトルを獲得するなど活躍した。

 14年にはブルージェイズとマイナー契約を結び、米球界に復帰。今季はパイレーツで中継ぎとしてメジャー14試合に登板し、1勝4敗、防御率4.24。メジャー通算では42試合(先発は21試合)に登板し、7勝12敗、防御率6.94の成績を残している。

 今季最後の登板となった9月10日のブルワーズ戦でも98マイル(約158キロ)を連発するなど、2015年の直球の平均球速は94.8マイル(約153キロ)を計測。ツーシームの平均球速も92マイル(約148キロ)をマークするなど、豪腕ぶりは健在だ。

 リズは「楽天イーグルスの一員になれたことを心から嬉しく思っています。チャンピオンになるという我々全員のゴールに向けて一生懸命に練習し全力で戦います。たくさんのサポートと熱い応援をよろしくお願いします。チャンピオンになりましょう!」とコメント。

 安部井寛チーム統括本部長は「真っ直ぐを最大の武器とする速球派投手です。常時150キロを超えるボールで先発も抑えも出来ます。韓国・アメリカでの経験を生かし、勝利に貢献してくれることを期待しています」と期待した。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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