元阪神・呉昇桓が韓国球界復帰を熱望 米メディア報じる「KBOに戻りたい」

ロッキーズに所属する元阪神の呉昇桓【写真:Getty Images】
ロッキーズに所属する元阪神の呉昇桓【写真:Getty Images】

呉昇桓は今季70試合登板の条件を満たし自動延長となっていた

 ロッキーズに所属する元阪神の呉昇桓投手が韓国球界復帰を希望しているとMLB公式サイトが伝えている。今季73試合に登板し6勝3敗3セーブ、防御率2.43をマークした右腕だが「日本とアメリカで5年間プレーして、少し疲れ切ってしまっているんだ」と語っている。

 呉昇桓の今季契約には一定の条件を満たせば来季は年俸250万ドル(約2億8000万円)で自動延長となるベスティング・オプションが含まれており、その条件となる70試合に到達。自動的に来シーズンも契約延長となっている。

 それでも、MLB公式サイトは「オはKBOに復帰することを望んでいる」と見出しを付け、呉昇桓が来シーズンは韓国球界でのプレーを希望していることを伝えている。記事では呉昇桓がべスティングオプションをクリアし来季もロッキーズに残留することが可能だが「この36歳の選手が優先させたいことは、彼がプロとして最初の9年間をプレーしたリーグに復帰することのようだ」とレポートしている。

 また、メジャー3シーズン目を終えた呉昇桓が「日本とアメリカで5年間プレーして、少し疲れ切ってしまっているんだ。チームの役に立って、(ロッキーズの)本拠地のファンの前で投げる元気はまだ残っているけど、KBOに戻りたいと思っているよ。一人ではこの決断はできないと思う。来季については代理人と話していかないとね」と母国でのプレーを希望していることを報じている。

 契約上の問題もあり呉昇桓の韓国球界復帰は厳しいものとみられるが記事では「もし、オがMLBを去ることになったら、ロッキーズは2019年シーズンに向けて、ブルペンの重要なポジションの代えを探さないといけない。彼は時折不安定さを見せるコロラドの救援投手陣における重要な人員となった」と、ロッキーズを退団する可能性も指摘している。

(Full-Count編集部)

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