豪華リレー実現へ　岩隈と合意のドジャース、170キロ超の最強守護神獲得

2011年に171キロ計測のチャップマン獲得、来季は岩隈の白星がマリナーズ時代より増加!?

　マリナーズからフリーエージェント（FA）となっていた岩隈久志投手との3年契約に合意したドジャースが、レッズとのトレードで世界最速171キロの豪速球を誇るMLB最強ストッパー、アロルディス・チャップマン投手を獲得することで合意に達したと、地元テレビ局「FOXスポーツ」のケン・ローゼンタール記者がツイッターで伝えている。

　ドジャースは今季FAとなったザック・グレインキー投手の争奪戦でダイヤモンドバックスに敗れた後、一気に補強に動き出した。ジャイアンツ、マリナーズなどと競合していた岩隈と3年推定総額4500万ドル（約55億5000万円）の契約で合意。さらに、若手の有望株2人を引き換えにチャップマンを獲得し、ブルペンを一気に強化することに成功したという。

　2011年のパイレーツ戦で球場表示106マイル（約171キロ）を記録した豪速球を武器とするキューバ人守護神は、今季も9回平均15.7奪三振、防御率1.63という圧倒的な成績を残しており、オールスターにも選出されている。

　精密機械と称される抜群の制球力を誇る岩隈は、マリナーズではブルペンの乱調で星を落とした試合も少なくなかった。今季は3年連続2桁勝利にわずかに及ばず、9勝5敗でシーズンを終了。ただ、メジャー最強の守護神がブルペンに控える新天地なら、順調に白星を積み上げることができる。171キロ左腕との豪華リレーも何度も見られそうだ。

　左腕クレイトン・カーショウ投手とのダブルエースを形成したグリンキーは去ったが、岩隈とチャップマンを加えたドジャースは熾烈なナ・リーグ西地区で来季も優勝候補になりそうだ。

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フルカウント編集部●文　text by Full-Count