MLB公式サイト、イチロー殿堂入りは「議論の余地なし」、現役では3人が確実

将来の「殿堂入り確定」の現役3選手の中にイチロー

 MLBでは、6日(日本時間7日)に2016年の野球殿堂入り選手が発表される。マリナーズでイチロー外野手(現マーリンズ)ともプレーした左の強打者ケン・グリフィーJrが新たなに名を連ねることが確実視されている中、MLB公式サイトは「どの現役選手が殿堂入りへの道を歩んでいるか?」と題した特集記事を掲載した。

 現役で殿堂入り候補となる選手をWAR(Wins Above Replacement/打撃、守備、走塁、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す指標で、そのポジションの代替可能選手と比較し、どれだけ勝利数を上積みしたかを表す)を基に選出。「殿堂入り確定」の3選手の中に、イチローも入っている。

 記事では、1900年から2009年までの各年にプレーした選手の中から、殿堂入りを果たした人数の割合を算出。1969年に地区制度が導入されてから、球団拡張に伴い選手数が増加したこともあり、2009年までの間に平均して各年2.6%の選手が栄誉を手にしたと伝えている。

 この統計に基づくと、現在は31人ほどの現役選手が将来の殿堂入りの可能性を秘めていることから、記事では30人をカテゴリー別に選出している。

 現時点で「議論の余地なし」として確実視されている3選手の筆頭は、エンゼルスのアルバート・プホルス内野手(WAR=90)、続いてタイガースのミゲル・カブレラ内野手(WAR=63)が挙げられた。両者ともに歴代の偉大な右打者10傑に名を連ねる存在で、殿堂入りを果たさない理由はないとしている。

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