主力大放出のマリナーズは最高「A」評価…米メディアが30球団の補強進捗を診断

多くの大型トレードを成立させているマリナーズのディポトGM(右)【写真:Getty Images】
多くの大型トレードを成立させているマリナーズのディポトGM(右)【写真:Getty Images】

「ブリーチャーレポート」が30球団の補強を診断、ヤンキースも最高「A」

 米ラスベガスで行われていたウインターミーティングが閉幕した。各球団のGMや選手の代理人らが一堂に会するビッグイベントでは様々な交渉が行われ、移籍やトレードなどが続々と成立した。

 大物選手の移籍話などでストーブリーグが盛り上がる中、米スポーツサイト「ブリーチャー・レポート」ではここまでのメジャー30球団の補強を診断する特集を掲載。12月も半ばとなった段階で、各球団の補強がどれほど的確に行われているか、その進捗具合を分析している。

 田中将大投手が在籍するヤンキースと、来季イチロー外野手が復帰する見込みのマリナーズは、最も高い「A」評価となっている。

「ブリーチャーレポート」では、ヤンキースは「CC・サバシア(1年800万ドル)と再契約し、シアトル・マリナーズからジェームス・パクストンをトレードで獲得し、すでに先発ローテーションを改善するために動いた。素晴らしいスタートだが、まだ必要である。この2人と、ルイス・セベリーノ、マサヒロ・タナカで構成されるローテーションを埋めるのにもう1人確かな投手を探している」とし、積極的に補強に動いている姿勢を高く評価した。

 一方で、マリナーズは今オフ、主力を大量に放出する“ファイヤーセール”を実施中。正捕手のマイク・ズニーノをレイズに、エース左腕のジェームス・パクストンをヤンキースへとトレードで放出。ベテラン二塁手のロビンソン・カノ内野手と守護神のエドウィン・ディアスも、トレードでメッツに放出した。

 補強どころか、弱体化に繋がりかねない動きを見せるマリナーズが、なぜ最高の「A評価」なのか。記事では「ジェームス・パクストン、ロビンソン・カノ、エドウィン・ディアスのトレードにより、すでにファームの様子が変わった。MLB.comによると、ユストゥス・シェフィールド(1)、ジャレッド・ケレニック(2)、ジャスティン・ダン(3)、エリック・スワンソン(11)、ドム・トンプソン=ウィリアムズ(16)がマリナーズのトップ20プロスペクトに入っている」とし、トレードによって獲得した有望株が、マリナーズの未来に繋がるとして、高く評価した。

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