15年最優秀救援ミラーがカージナルスと契約間近と米報道 球宴2度の33歳左腕

カージナルスへの移籍間近と時報じられたアンドリュー・ミラー【写真:Getty Images】
カージナルスへの移籍間近と時報じられたアンドリュー・ミラー【写真:Getty Images】

今季は故障続きで成績不振も米屈指の左腕と高評価

 インディアンスからフリーエージェント(FA)となっていたアンドリュー・ミラー投手がカージナルスと契約間近だという。20日(日本時間21日)に米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」ほか複数の米メディアが報じたもの。契約年数や金額は明らかにはなっていないが、2年以上の複数年契約になる模様だ。

 メジャー13年目立った今季は、膝や肩、太もも裏など故障が相次ぎ、登板はわずか37試合にとどまった。2勝4敗、防御率4.24と思うような成績は残せなかったが、球界屈指の左腕という評価は変わらず。レッドソックスからオリオールズにトレードされた2014年に、合計73試合の登板で防御率2.02を記録すると、ヤンキースでプレーした2015年は防御率2.04、シーズン途中でインディアンスに移籍した2016年は防御率1.45、2017年は防御率1.44と、守護神&セットアッパーとして大車輪の活躍だった。

 ヤンキースで60試合に投げ、3勝2敗36セーブ、防御率2.04の好成績を挙げた2015年には、その年最も活躍したア・リーグ救援投手に与えられる「マリアーノ・リベラ最優秀救援賞」を獲得した。

 米「Yahoo!スポーツ」のジェフ・パッサン記者によると、33歳左腕は複数球団から2年契約のオファーを受けていたが、3年契約を求めていたという。カージナルスが3年契約を提示したかは明らかではないが、2年以上の複数年契約になることは間違いなさそうだ。

 ここへ来て活発さを増すメジャーFA市場。クリスマス休暇を前に、駆け込み契約が増えそうな気配だ。

(Full-Count編集部)

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