鷹・和田、引退決断の攝津への思い綴る「律儀な、職人気質な野球人です」

ソフトバンク・和田毅【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・和田毅【写真:藤浦一都】

自身のインスタグラムで引退が明らかになった攝津への思い綴る

 ソフトバンクの和田毅投手が、チームメートの引退を惜しんだ。30日に今季でソフトバンクを退団した攝津正投手が、ユニホームを脱ぐことを決断したことが判明。これを受けて、37歳の左腕は自身のインスタグラムを更新し、攝津への思いを綴った。

「攝津が引退を決意しました。」と書き出された和田のインスタグラム。「昨日、本人から連絡があり、『明日、引退の記事がでます。本当にお世話になりました』」と、引退報道の前日29日に攝津本人から報告を受けたことを明かした。

 秋田経法大付、JR東日本東北を経て2008年のドラフト5位で入団した攝津。2学年上の和田は、この時チームの大黒柱の1人となっていた。攝津はプロ入り1年目から中継ぎで2年連続70試合に登板し、2011年はともに先発ローテで2桁勝利をマークした。

 攝津はそこから5年連続で2桁勝利をマークしており、和田は「新人のときからフル回転で投げて、先発に転向してからは5年連続二桁勝利。新人のときからこれだけ毎年コンスタントに高いレベルで結果をだしていた選手はほとんどいないと思います」と、攝津の残した実績を絶賛。さらに、黙々と努力を重ねてきた姿に「野球に対する取り組む姿勢、決して口数は多くないけど、彼が発する一言一言に救われた選手は少なくないと思います。律儀な、そして職人気質な野球人です」としている。

 引退試合等は未定とされているが、和田は「本多コーチも言っていましたが、来年のオープン戦期間に、彼の引退セレモニーをしてほしいと自分も願ってます」と、チームの功労者である攝津の“花道”を希望。「本人は拒否するかもしれないけど、なんとか攝津の最後の花道を飾ってあげたいなと個人的には思ってます」とし、ファンの後押しも願っていた。

(Full-Count編集部)

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