菊池加入のマリナーズは「2019年、驚かせる球団」 MLB公式が選出「無視できない」

マリナーズで同僚となる菊池雄星(左)とイチロー【写真:AP,Getty Images】
マリナーズで同僚となる菊池雄星(左)とイチロー【写真:AP,Getty Images】

菊池の加入で「素晴らしいローテになる可能性を秘める」

 ポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指した菊池雄星投手の加入が決まったマリナーズ。昨季途中に会長付き特別補佐に就任したイチロー外野手も選手に復帰することになっており、3月20日、21日の東京ドームでのアスレチックスとの開幕戦ではロースター入りすることも決まっている。

 一方でこのオフ、マリナーズは正捕手ズニーノをレイズ、エース左腕のパクストンをヤンキースへトレードで放出。ベテラン二塁手のカノや守護神のディアスもトレードで放出し大規模なチーム再建を行っている。主力放出で2019年は苦しいシーズンとなることが予想されるマリナーズだが、MLB公式サイトは「2019年、この5球団が驚かせるかもしれない」とする特集で、この1つにマリナーズを挙げている。

 ホワイトソックス、パイレーツ、パドレス、ブルージェイズの4球団とともに「驚かせるかもしれない」球団に挙げられたマリナーズ。記事ではまず、「トレードされたスター選手に関心が集まるが、マリナーズは日本人左腕ユウセイ・キクチと新たに契約し、素晴らしいローテーションになる可能性を秘めている」と、まず菊池獲得を高く評価している。

 そして、主力を大量放出したトレードによって、将来有望な若手を数多く獲得したことを指摘。「ファームシステムは飛躍的に改善され、遊撃手のJ・P・クロフォードや外野手のマレックス・スミス、ミッチ・ハニガ―のような若手選手はチャンスを得ている。マリナーズは無視できないはずだ」としている。

 現に、マリナーズのプロスペクトトップ20には、このオフに加わったユストゥス・シェフィールド投手(1位)、ジャレッド・ケレニック外野手(2位)、ジャスティン・ダン投手(3位)、エリック・スワンソン投手(11位)、ドム・トンプソン=ウィリアムズ(16位)らが名を連ねている。彼らがメジャーで戦力となった時、マリナーズが大きく飛躍を遂げることになるかもしれない。

(Full-Count編集部)

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