王者相手に奮闘の楽天はルーキーも存在感、29日からはロッテとの2連戦へ
2年連続最下位からの巻き返しへ
2016年のプロ野球が開幕した。パ・リーグではここまで3試合を終え、3連勝、3連敗を記録したチームはなく、各地で熱戦が展開された。中でも楽天は、昨年王者のソフトバンクに1勝1敗1分と奮闘。2年連続最下位からの巻き返しに燃えるシーズン。つまずくことなく、まずまずのスタートを切った。
今年のチームで目を引くのはそのフレッシュさ。オコエ瑠偉選手、茂木栄五郎選手、石橋良太選手の3人が、新人にして開幕1軍切符を掴んだ。
茂木は球団史上初めて、新人として開幕スタメンを勝ち取り、3試合すべてにスタメン出場。26日は2回2死からフェンス直撃の三塁打を放ってプロ初安打も記録するなど、結果もしっかり残した。
結局この3連戦で3選手全員がプロ初出場を記録。石橋は26日に7回2死一塁からマウンドに上がると内川に四球を与えたものの、カニザレスを中飛に仕留めて無失点で切り抜けた。一方、27日には延長10回2死から登板し、3安打2失点とホロ苦い結果となったが、オープン戦までのアピールで掴んだ大舞台。期待も膨らむばかりだ。