日ハム斎藤佑、2軍戦登板も打球直撃後に降板 4回途中5失点アピールできず
不運も重なり失点
日本ハム・斎藤佑樹投手が、5日のイースタンリーグ・巨人戦(鎌ヶ谷)で先発。4回無死一塁、9番・松本哲の強烈な打球が右足すね付近へ直撃し、負傷降板となった。
初回は無死一塁から重信を投ゴロ併殺打。相川に10球粘られ右前安打とされたが、続く岡本をスライダーで空振り三振に抑えた。
しかし、2回にアンラッキーも重なって失点を重ねた。先頭・北の右中間二塁打、脇谷の四球などで1死一、二塁。藤村の当たりは左翼線上へ。左翼・宇佐美が追いついたかに見えたが、捕球を見送って後逸。先制の適時二塁打となった。
さらに、2死二、三塁では山本に低めフォークを拾われて右前へポテンヒット。これが2点タイムリーとなり、この回3安打3失点した。
3回は北の右前安打、一塁・大嶋の失策で2死一、二塁のピンチを招いたものの、続く脇谷を力のない一ゴロに仕留めた。
だが、4回に悪夢が起きる。先頭・藤村のゴロを一塁・大嶋がこの試合2つ目の失策。続く松本哲への140キロ直球を打ち返され、強烈な打球が右足すね付近に直撃。斎藤は表情変えず、足も引きずらないで治療のため1度ベンチへ。そのまま2番手・乾が送られ、負傷交代となった。
2番手・乾が9球連続ボールなど大乱調もあり、斎藤は3回0/3で72球、2奪三振1四球、7安打5失点。最速141キロと直球は走っ たが、味方の守りに足を引っ張られる不運もあった。負傷した右足も心配だが、4回7安打6失点した前回3月29日のロッテ戦(鎌ヶ谷)に続き、1軍昇格へアピール出来なかった。
【斎藤の投球内容】
▽1回(20球)
山本 左前安打
重信 投ゴロ併殺打
相川 右前安打
岡本 空振り三振
▽2回(21球)
北 右中間二塁打
辻 中飛
脇谷 四球
藤村 左翼線適時二塁打
松本哲 三飛
山本 右前2点打
重信 左飛
▽3回(24球)
相川 中飛
岡本 空振り三振
北 右前安打
辻 一失
脇谷 一ゴロ
▽4回(7球)
藤村 一失
松本哲 投手強襲内野安打
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count