阪神藤浪が開幕3連勝 7回途中3失点と苦しみながら白星、プロ初三塁打も

6回途中にピンチで降板も救援陣が奮闘、阪神は連敗を2で止める

 阪神の藤浪晋太郎投手が12日、本拠地でのDeNA戦で苦しみながら開幕3連勝を飾った。6回2/3を124球4安打3失点と力投。5回には激走でプロ初三塁打をマークし、高山の犠飛でチーム4点目のホームを踏んだ。7回にピンチで降板したものの、救援陣が踏ん張り、阪神は4-3で勝利。藤浪は開幕3戦3勝とした。

 初回、藤浪は2死からヒットと四球で一、二塁とされ、ロペスにレフトへのタイムリーを浴びる。先制を許したが、すぐに打線が反撃した。

 その裏、2死から江越、福留の連続四球で一、二塁のチャンス。ここでゴメスが相手先発・久保からセンターへ逆転タイムリーツーベースを放つと、西岡もセンターへのタイムリーで続き、3-1とした。

 藤浪は2回から4イニング連続の3者凡退。すると、5回先頭で打席に立ち、久保の直球を右中間へ運ぶ。激走で三塁に到達。プロ初の三塁打でチャンスを作り、続く高山の犠飛で生還してチームに4点目をもたらした。

 自らのバットで投球を助けた藤浪は、6回は先頭の代打・荒波を四球で歩かせたが、石川、井手、筒香を3連続三振。しかし、7回は鳥谷の失策に四球とヒットで1死満塁と大きなピンチを招く。ここで代打・下園にライトへの2点タイムリーを浴び、2者が生還して1点差に。左腕・高宮に託し、降板となった。

 高宮は2死から石川にレフト前ヒットを許して2死満塁に。ここで阪神は安藤を投入。ベテラン右腕は井手を一ゴロに打ち取り、リードを死守した。

 阪神は8回を福原、9回はマテオとつなぎ、4-3で勝利。藤浪が開幕3連勝を飾り、阪神は連敗を2で止めた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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