DeNAキャンプに戦略的パートナーシップを結ぶ豪球団から2選手が参加
ケントとチェンバースの2投手が練習参加、オフには今永ら4選手がABL参戦
DeNAは12日、戦略的パートナーシップを締結しているオーストラリアン・ベースボールリーグ(ABL)のキャンベラ・キャバルリーから、スティーブン・ケント投手、スティーブン・チェンバース投手の練習参加を2月14日から26日の期間、受け入れることになったと発表した。今回の取り組みは入団に向けたテスト参加ではなく、両球団、選手同士の相互理解促進と成長を目的として実施されるという。
昨年7月にキャバルリーと戦略的パートナーシップを締結したことを発表していたDeNA。オフには今永昇太投手、三上朋也投手、国吉佑樹投手、青柳昂樹外野手がキャルバリーに派遣され、今永は6試合先発で4勝0敗、防御率0.51と大活躍した。
今度は、キャルバリーの選手が日本に来る形に。DeNAの三原一晃専務取締役球団代表は「昨年末、ベイスターズから今永、三上、国吉、青柳の4選手が自らの意志でオーストラリアへ渡り、キャンベラ・キャバルリーの一員として、練習、試合と励んでくれました。4選手からはオーストラリアでの経験は大変有意義で成長に繋がるものであったと聞いております。今度はキャバルリーに所属する2選手が私たちのキャンプに参加します。オフにしていただいたのと同じようにできる限り受け入れ態勢を整えて迎えたいと思っています。ぜひ、日本での経験を有意義なものにしてもらいたいと思いますし、ベイスターズの選手にとっても、彼らと接することで、多くのことを学んでもらいたいと思います。また、改めて戦略的パートナーシップを結んでいるキャンベラ・キャバルリーの皆様に、このような機会をつくっていただき、改めて御礼申し上げます」とコメントを発表した。
また、キャンベラ・キャバルリーのチームディレクター、ドン・マクマイケル氏は「キャバルリーとベイスターズのパートナーシップ1年目は大成功と言えるものでした。4名の選手を受け入れ、ABLのシーズンを共にしました。彼らはチーム、そしてキャンベラのコミュニティーに大変良く溶け込んでくれましたし、その姿は非常に喜ばしいものでした。今回キャバルリーから2名の選手 が素晴らしい選手たちと共に沖縄で練習する機会を得たことをとても嬉しく思います。彼らにとって大きな経験となることはもちろん、今回のキャンプ参加は私たちとベイスターズのパートナーシップの繋がりの強さを表しているのだと感じています」とコメント。ケント、チェンバースの2選手も以下の通りコメントを発表している。
ケント
「沖縄での春季キャンプに参加する機会を与えてくれた横浜DeNAベイスターズ、そしてキャンベラ・キャバルリーの方々に心から感謝しています。オーストラリア代表チームの一員として日本代表チームと試合をする機会がありましたが、たくさんの才能溢れる選手がいると感じていました。また、今シーズン、キャバルリーの一員として共にプレーした今永、三上、国吉、青柳は素晴らしいプレイヤーであり、チームの勝利に必要不可欠な存在でした。彼らに再び会えることはもちろん、ベイスターズという組織で他のプレイヤーたちと共に練習できることを非常に楽しみにしています」
チェンバース
「私は日本でプレーする中で素晴らしい友人と出会い、たくさんの文化を学びました。大阪、新潟、香川 での生活はどれも本当に有意義なものでした。その中で語学も必死に取り組んでいたこともあり、今回ベイスターズから来た選手たちとも仲を深めることできました。横浜DeNAベイスターズの春季キャンプに参加できることは非常に貴重な経験です。ベイスターズとキャバルリーが与えてくれたこの機会を心から楽しみにしています」
(Full-Count編集部)