ハム金子弌大、ブルペンで90球 カットの“こだわり”も「直球に近い軌道で」

アリゾナでのキャンプに参加している日本ハム・金子弌大【写真:盆子原浩二】
アリゾナでのキャンプに参加している日本ハム・金子弌大【写真:盆子原浩二】

カットボールは「ボール1個分曲がればいいかなくらいの感覚」

 日本ハムの金子弌大投手が11日(日本時間12日)、米アリゾナ州スコッツデールでの春季キャンプでブルペンでの投球練習を行った。「もともと今日は球数70球以上は投げようと思ってたので、全然予定通りなんですけど。投げていくうちにもうちょっと投げれそうだなって感覚もあった」と90球の力投。力のこもった投球を披露し、投球後は一人ブルペン横で入念にトレーニングする姿も見せた。

 ブルペンではカットボールも投げ込み、「カットボールっていうとやっぱり変化球ってイメージあるじゃないですか。どうしても曲げたくなっちゃうんで。カットボールとは言ってるんですけど、極力ストレートに近い軌道で投げたい」と話した金子。「多少カウントとかバッターにもよるんですけど、基本は本当にバッターが気づかないくらいの変化で投げたいとは思ってるので。本当にボール1個分曲がればいいかなぐらいの感覚です」。多彩な変化球を操るベテラン右腕ならではのこだわりだ。

 アリゾナでのキャンプは12日(同13日)で終了し沖縄に移動する。「もう終わりなのかなっていう感覚ですね。もうちょっとこっちでやってみたいなっていう気持ちもあるんですけど。でも本当に怪我もなくしっかり自分のやりたいこともできたし、心置きなく日本に帰れるというか。やり残したことは今のところないかなって感じですね」。新天地での最初のキャンプは充実したものになったようだ。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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