ダルビッシュ、154キロ&英語対応に米メディア称賛 「人生で最高の精神状態」
オープン戦で最速154キロマーク、取材対応は流暢な英語で対応
カブスで2年目のシーズンを迎えるダルビッシュ有投手。26日(日本時間27日)のダイヤモンドバックス戦でオープン戦初登板を果たすと最速96マイル(約154キロ)をマークし復活の兆しを見せた。順調に調整を続ける右腕に米メディアは「人生で最高の精神状態にある」と今季の活躍に太鼓判を押している。
「マウンドでも、それ以外でも、ユウは今春カブスが必要としているものを持っているように見える」
こう見出しを付け伝えたのは米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」だった。右肘の手術から復活の兆しを見せ、米記者にも通訳なしに流暢な英語で話す姿に「ユウ・ダルビッシュは人生で最高の精神状態にある」と体調面、精神面の両方で充実している様子を伝えている。
オープン戦では1回1/3を無安打2失点(自責1)、4四球と制球面の乱れがあったが「しかし、この登板でポジティブな兆候も見られた。昨年8月以来となる登板で、ダルビッシュは94~95マイルの球を投げ、スライダー、カットボール、カーブという彼の全ての球種を投げた」と、及第点を与えた。
カブスにとってワールドシリーズ制覇に向けダルビッシュの完全復活は必要不可欠。記事では「今季カブスは精神的にも身体的にも良い状態のダルビッシュを必要としている。彼が絶好調であれば、球界で最高レベルの投球ができることに疑いはない」とし、右腕の奪三振率にも注目。
「2018年は不調であったが、ダルビッシュは通算奪三振率が29.5%である。カブスのローテーションは昨季の奪三振率が20.4%であり、リーグ平均よりも1%以上低く、MLBで17位であった」
右肘も順調に回復し実戦登板も果たしたダルビッシュ。再びマウンド上で打者を圧倒する本来の姿を見せることができれば「彼はシカゴのメディアとファンの間でとても人気者となるだろう」と、チームの顔になることを確信している。
(Full-Count編集部)