広島、1日で首位奪回 野村が好投&2打席連続適時打、首位攻防戦第2R制す
巨人は598日ぶり先発の江柄子が5回途中5失点で首位陥落
広島が巨人に6-1で快勝した。先発野村が6回途中1失点と好投し、先制打を含む2打席連続タイムリーと投打で活躍。野手陣も松山、鈴木、阿部がタイムリーを放ち、援護した。巨人は598日ぶり先発の江柄子が5回途中5失点と踏ん張れず、打線もチャンスを作りながら1得点のみ。前日に敗れ、巨人に1位の座を明け渡していた広島が、1日で首位に返り咲いた。
野村は初回、1死から片岡にセンター前ヒットを許し、盗塁と四球で1死一、二塁とされる。しかし、ここで4番ギャレットを遊ゴロ。2死一、三塁となり、長野を二飛に打ち取った。
すると、2回、広島打線は安部のヒットと盗塁で1死二塁とチャンスを作る。石原は中飛に倒れたが、打席に入った野村が先発・江柄子からライトへタイムリー。自らのバットで1点をもぎ取った。
野村は2回、1死から村田を四球で歩かせるも、後続を断って無失点。3回は立岡を三ゴロ、片岡を中飛、坂本を中飛と3者凡退に仕留めた。
そして、4回も自らのバットで投球を楽にする。2死一、三塁と再びチャンスで野村が打席へ。ここでまたもライトに運び、2打席連続タイムリー。貴重な2点目を奪った。
5回には野手陣も奮起。菊池の四球、丸のヒットで無死一、三塁すると、新井は空振り三振も、松山がライトへタイムリー。さらに、続く鈴木も2番手・田原誠からセンターに運ぶと、センター立岡の悪送球もあり、広島が2点を加えて5-0とした。
巨人は6回、2死から亀井と村田が連打で一、二塁とチャンスを作る。ここで小林誠がレフトへタイムリーを放ち、1点を返した。さらに辻もプロ初安打で続き、満塁とする。ここで広島は今村が登板。立岡は遊ゴロに倒れ、反撃は1点に終わった。
すると、直後の7回、広島は安部のタイムリーで1点を追加。その後は、ヘーゲンズ、ジャクソン、中崎とつなぎ、6-1で快勝。首位攻防戦の第2ラウンドを制した。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count