今季最短6回途中で降板の岩隈久志に「イワクマでも、やっぱり人間だった」

早い回での降板も「こんな日もある」という見方が主流

 マリナーズ岩隈久志投手(33)が20日(日本時間21日)のロイヤルズ戦に先発し、今季最短となる6回途中でマウンドを降りるも、味方打線とブルペンに助けられた。4回までは好調に飛ばしたが、5回に2本塁打を含む4連打で3失点。2点リードの6回に先頭打者から2連打を浴びたところで降板となった。岩隈の残した走者が生還して同点となったため勝敗はつかず。9回に味方打線が2点を勝ち越し、連敗を止めた。

 今季は最低でも6回以上を投げてきた岩隈の珍しい早期降板を、地元紙シアトル・タイムス電子版は「イワクマでも、やっぱり人間だった」と表現している。また、マクレンドン監督の「球そのものはよかった。(5回に)少しだけ制球が乱れただけだ」というコメントを紹介。これまでほぼ完璧な仕事をしてきた岩隈だけに「こんな日もある」という見方が主流のようだ。

 同じく地元紙タコマ・ニュース・トリビューン電子版では、岩隈がこれまで対ロイヤルズ戦では、2戦16イニング無失点であった事実を紹介。この日、3点を失った5回は「ワナの扉が開いた」と表現し、前日の敗戦まで10連勝と波に乗っているロイヤルズ打線につかまった様子を描いている。

 マクレンドン監督と岩隈は、前回の登板直前に痛めた首の影響はなかったとしており、その点に関しては心配をしなくてもよさそうだ。次回は25日レッドソックス戦で先発予定。次回は、またいつも通りのピッチングでチームに勝利を届けたい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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