広島救援陣の“切り札”ヘーゲンズ、来日初白星「チーム盛り上げていきたい」

目標は「しっかりと打者を抑えること」

 7日のDeNA戦で、広島のヘーゲンズが2番手として登板し、1イニングを無失点に抑えて来日初勝利をマークした。

 先発の黒田が4回3失点で降板という予想外の展開となったが、ヘーゲンズは「ブルペンで気持ちもウオーミングアップの球数も準備はできていた」と話した。これで6試合連続無失点となったが、「無失点は結果として嬉しいが、スコアボードに0を刻むことではなく、しっかりと打者を抑えることでチームを盛り上げていきたい」と冷静だった。

 もともと先発タイプの投手で、今後は先発起用の期待もあるが「今のポジションで役割を果たせているので、それを続けていきたい」と、リリーフでの貢献に満足しているようだ。

 日本での初勝利となり、ウイニングボールについて聞かれると「まだもらっていないよ。誰かがロッカールームに持ってきてくれるんじゃないかな」と笑顔を見せたヘーゲンズ。ルナの故障離脱で緊急昇格となった右腕が、ブルペン陣に貴重な切り札になっている。

【了】

大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo

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