ヤンキース、打線奮起で10得点 機能しない巨額年俸の「老兵」に痛烈批判も

先発・田中が6失点も勝利、有名ベテラン選手が軒並み故障で中堅・若手が奮起

 10日(日本時間11日)の本拠地ロイヤルズ戦は先発した田中将大投手が6失点しながらも、10-6で乱打戦を制したヤンキースについて、ESPN電子版では「老兵とロレンゾ・ケインから身をかわしたヤンキース」と題し、巨額年俸をもらいながらも機能しないベテラン選手に依存するチームに対して皮肉をつづっている。

 昨季は老兵たちの計算外の活躍が目を引いたが、今季は精彩に欠けている。指名打者のアレックス・ロドリゲス(40)は太もも、中堅ジャコビー・エルズベリー(32)は腰、先発CC・サバシア(35)は内転筋を痛めて戦線離脱しており、10日の試合前には35歳の一塁手マーク・テシェイラが首の痙攣でラインナップから外れた。記事によると、この4人の年俸合計は「約4分の3ビリオン」ドル、つまり「約7億5000万」ドル(約815億円)にも及ぶということだ。

 有名なベテラン選手がベンチに居並ぶ中、中堅から若手選手が奮起して大量10点を奪ったこの日の試合を「地区最下位チームが何かを起こしたい時に必要な勝利の形」と評価。選手としてのキャリアを過ぎたベテラン選手たちに、必要以上に頼ろうとする球団の姿勢に疑問を投げかけている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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